千葉大学/卒業後の進路
社会に貢献できる研究者へ

※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
2024年4月新設の学部で卒業生がいないため、ここでは私から卒業後の進路について説明します。
情報・データサイエンス学部は、データサイエンスによる社会課題解決をめざす「データサイエンスコース」と、最先端の情報工学技術を学ぶ「情報工学コース」の2コースから構成されています。1年次と2年次はコース分けを行わず、全学共通の教養教育用の科目(外国語など)と、プログラミングや確率・統計などの基礎的な専門科目を学びます。3年次以降は2つのコースに分かれ、より高度な専門科目を修得します。4年次では研究室に配属され、卒業研究に取り組みます。卒業研究の指導教員からは、就職活動や大学院進学に関するきめ細かなアドバイスを受けることができます。本学部の前身である情報工学コース出身者は、多くの企業で活躍しており、OB・OG訪問などを通じて、就職活動に関するリアルな情報を得ることができます。大学院では、最先端のデータサイエンスやAI研究に携わることで、社会に貢献できる研究者へと成長することができます。
キャリア選択のポイント
まず大切なのは、自身の興味関心がどこにあり、自身の強みや弱みは何かということを冷静に把握することです。その際、ご両親、先生、友人など、周りの方の客観的な意見を聞くことは非常に役立ちます。一方、人間は成長し続ける生き物です。年齢を重ねるにつれて、興味や得意なことは変化していくものです。高校生の頃に抱いた夢が、大学生や社会人になって変わることは、ごく自然なことです。必ずしも自分の思い通りでない環境に置かれることもあるかもしれませんが、どんな状況でも全力を尽くすことで、新たな道が開けることもあります。高校生の頃の夢に固執せず、柔軟な気持ちで未来を見つめることも必要です。皆さんの将来が、素晴らしいものになることを心から応援しています。
今後の夢・目標
データサイエンススキルは、今やビジネス、医療、環境など、あらゆる分野で必要不可欠となっています。情報・データサイエンス学部を卒業すれば、データ分析、機械学習、AI開発など、多岐にわたる分野で活躍できる可能性が広がります。卒業後は、データサイエンティストとして企業に就職したり、研究機関で最先端の研究に携わったり、起業して新たなサービスを生み出すなど、あなたの興味と情熱に合わせて、さまざまなキャリアパスが拓けます。大学の4年間で、データサイエンスの面白さを知り、自分の生涯の目標を見つけてください。