秋田県立大学/生物資源科学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
応用生物科学科(40名)
生物生産科学科(40名)
生物環境科学科(30名)
アグリビジネス学科(40名)
所在地
1~4年:秋田
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
生物資源科学部の偏差値を見るプロフィール
●最新テクノロジーで追求する、人と生物資源との「共生」の新たな可能性
●少人数のグループを構成し研究を実施
●より専門性を高めるための生物資源科学研究科(大学院)
応用生物科学科、生物生産科学科、生物環境科学科、アグリビジネス学科の4学科で構成され、生物資源を持続的に活用し、地域や世界の課題解決に向け多様なアプローチで研究を行っている。
【キャンパス】
秋田キャンパス、大潟キャンパス[アグリビジネス学科3・4年]
【学生数】
648名(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
80名(2024年5月1日現在)
【大学院】
生物資源科学研究科
応用生物科学科
【講義・学問分野】
生物化学、分子生物学、微生物学、遺伝子工学、細胞工学、食品衛生学、食品化学、醸造微生物学、応用生物統計解析学、生理学など
生物生産科学科
【講義・学問分野】
植物病理学、作物生態学・栽培学、育種学、植物生化学、植物細胞学、肥料学、農薬科学、園芸学など
生物環境科学科
【講義・学問分野】
森林生態学、陸水学、生態学概論、資源循環学、水圏環境学、土壌学、環境分析化学、気象学、森林資源学、環境社会学など
アグリビジネス学科
【講義・学問分野】
農村社会学、農業経営学、畜産学概論、農業・食料政策学、アグリビジネス概論、畑作生産学、野菜栽培学、花き栽培学、畜産資源循環利用学など
入学者・卒業者数
入学者数
173人- 女子生徒数
- 81人
- 男子生徒数
- 92人
- 地元出身学生数
- 43人
- 入学者総数
- 173人
卒業者数
160人- 就職者数
- 120人
- 進学者数
- 37人
学部の特色
最新テクノロジーで追求する、人と生物資源との「共生」の新たな可能性
食料・エネルギー・環境の問題は、21世紀の人類が地球で生きつづけていくのにクリアしなければならない大きな課題です。この3つは世界全体で考え、グローバルに解決を図っていくべきものですが、地域や国から具体的な解決策を提示し、発信していくテーマでもあります。生物資源科学部では、これらの課題に対して、バイオテクノロジーなど先端技術を駆使してアプローチしていきます。そのため、グローバルな視点から人間と生物環境の関わりを捉え、各分野の専門的知識や技術を統合して課題を解決していく能力を養っていきます。さらに、地域にあってこれらの問題解決に役立つ、新しいアグリビジネスを創造していく能力も育成していきます。
カリキュラムは、学科ごとの“垣根”を低くして他学科の専門科目も履修できるようにし、興味と知識の範囲を自由に広げていけるよう配慮しています。また、科学することの基本となる実験科目を1年次から取り入れ、実際の観察や実験に基づいた科学の手法や知識を習得できるようにしています。
少人数のグループを構成し研究を実施
本学は、学科単位で講座制をとり、分野ごとに少人数の研究グループを構成し、研究室単位で研究テーマを設定し、教員と学生同士が連携し合い研究に取り組んでいます。
本学部では、複数の研究領域がグループを構成し、共同で教育・研究を行っています。研究室の垣根を越えて学生が交流・協力し合いながらフィールドワークなどに取り組んでいます。
【各学科の研究グループ】
●応用生物科学科
微生物機能グループ、植物機能グループ、動物機能グループ、食品醸造グループ
●生物生産科学科
植物生産基礎グループ、植物遺伝・育種グループ、分子シグナル制御グループ、植物生理グループ、植物資源創成システムグループ
●生物環境科学科
陸域生物圏グループ、環境管理修復グループ、地域計画グループ、基礎生命科学グループ
●アグリビジネス学科
アグリテクノロジーグループ、ルーラルエンジニアリンググループ、アグリビジネスマネジメントグループ
より専門性を高めるための生物資源科学研究科(大学院)
食料、・エネルギー・環境問題の解決のカギは「再生可能な生物資源と人類の共存関係の樹立」にあります。その原理を解明し、ふさわしい技術を確立することが私たちの使命です。生物資源科学研究科では、いままでの農業システムを再吟味し、新しい生物機能の発見と応用を通じて、これらの課題に取り組む専門的技術者を育成します。秋田にある立地をフルに生かして、生物資源における問題発生の現場から、解決策を研究する研究室、そしてその結果を再度現場にフィードバックする「現場と研究室の直結」による研究教育を行います。
学べること
応用生物科学科
「生命」と「食」分野の課題を科学の力で解決する知的エキスパートを育成
本学科では、動物・微生物・植物などの幅広い生物の生命現象の解明と、秋田県に特有な素材の有効活用について研究を行い、これらの生物資源を高度に有効活用して幅広く産業・医療に役立てることをめざしています。本学科における教育の目標は、将来のライフサイエンス・食品・醸造産業における研究者や技術者を育成することです。動物・微生物・植物の遺伝子や遺伝子操作技術、清酒造りや食品開発に興味がある、研究者や技術者になりたいと考えているあなた、そんな皆さんを応用生物科学科は待っています。
生物生産科学科
植物バイオテクノロジーで新バイオ産業の振興と地球の持続的発展を
植物は進化の過程で太陽エネルギーを利用し環境に適応した独自の育成システムを完成させ、地球上の生物を支えています。人類は食料・食品のほか、建築資材や衣類など生活上必要な素材の多くを植物に依存しています。石油に代わる資源としてあらためて植物が合成する化合物が注目され、植物からアルコールやプラスチックなどが生産されています。これは、環境保全を意識した資源のリサイクル化という現代社会ニーズとも一致しています。本学科では、植物の能力を科学的に理解し、バイオテクノロジーにより優れた機能を引き出すことにより、植物生産に関する新しい産業の振興・発展に寄与できる人材を育成します。
生物環境科学科
ふるさとの自然環境から地球環境までを見つめるフィールドに密着した科学
本学科では、私たちの生活に身近な地域から地球規模まで広がる自然環境や生物資源に関わる問題をフィールドに密着しながら発見し、人間生活への生物資源の活用と保全、自然環境の修復と再生などに関する教育・研究を行っています。生物学・化学・環境科学などの基礎を学んだ学生は、4つの研究グループ(陸域生物圏、環境管理修復、地域計画、基礎生命科学)のいずれかに進み、秋田の山から海までさまざまな生態系を教材としながら、学科内外の異なる専門分野の研究者や地域の人々と手を携えて人間と生物資源をとりまく環境問題の解決や環境と調和した生物資源の効果的利用に貢献します。
アグリビジネス学科
イノベーションの推進と次世代型アグリビジネスの創成をめざして
本学科がめざすアグリビジネスとは、農業生産を基幹としつつ、流通、消費までを見通し、時代の新たなニーズを読み取って実現する農業・農村にかかわる多様な社会的・経済的活動を意味します。こうした活動は、農業と関連産業が連携して、農産物やその他の地域資源を活用し、新商品提案や地域ブランド化を進めて、持続可能な地域の経済力を創り上げていくことにつながっていきます。
アドミッションポリシー
入学者受入れの方針
生物資源科学部では、生物資源に関する先端科学や技術、考え方を修得し、的確なコミュニケーション能力を身に付けて、問題を発見し解決するために考え行動できる人材の育成を目指します。そのために、以下の資質をもつ人材を受け入れます。
(1)高等学校等で修得すべき基礎学力を身につけていること
(2)明確な目標とその実現のための意欲と思考力を身につけていること
(3)旺盛な知的好奇心をもっていること
(4)必要なコミュニケーション能力を身につけていること
生物資源科学部 各学科の求める学生像
各学科では、大学および学部の「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」で示した資質に加え、次のような資質をもつ人を求めている。
応用生物科学科
1.生命科学や食品・醸造の専門知識と技術を学ぶために必要な生物と化学の基礎学力を有する人
2.専門分野の知識や能力を高めることに対して、積極的かつ意欲的に取り組むことができる人
生物生産科学科
1.植物を中心とする生命現象を理解するのに必要な生物と化学の基礎学力を有する人
2.植物とその生産に関心があり、専門的知識を身につける意欲を有する人
生物環境科学科
1.身の回りの自然環境に関心を持ち、フィールドの中で学び、行動することができる人
2.自然科学に関する基礎知識を持ち、自然への深い関心と探究心を有する人
3.自然と人間が共存できる新たな技術開発や社会システムの構築に意欲を有する人
アグリビジネス学科
1.生産から消費までの知識・技術やアグリビジネスに対して高い学修意欲と知的探究心を有する人
2.次代の農業・農村および食産業の発展を図ることに熱意を有する人
問い合わせ先
【住所・電話番号】
●秋田キャンパス[生物資源科学部]
秋田市下新城中野字街道端西241-438
アドミッションチーム(秋田キャンパス)
(018)872-1535
●大潟キャンパス[アグリビジネス学科]
秋田県南秋田郡大潟村字南2-2
(0185)45-2026