富山県立大学/志望理由
災害時に貢献できる移動ロボットによる情報収集を研究
工学部 知能ロボット工学科※ 4年
和氣敦也さん
愛知県立春日井高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
小学生の頃から電子工作や工作が好きだったことや、技術者である父がこれまでに多くの製品を開発している姿を見ていたことから、技術者に興味を持ちました。父の仕事の影響が強く、高校生の頃から自分自身も父のような技術者になりたいと強く思うようになりました。技術者は、自分が考えたものを形にし、先進的な技術を駆使して社会に貢献することができる職業だと思っています。
この大学を選んだ理由
大学を選ぶ際、工学系に絞って探しましたが、工学系のどの分野を専門に学ぶかは決めていませんでした。富山県立大学の知能ロボット工学科は、ロボットに関連する機械、電気電子、情報の3分野を幅広く学ぶことができる点が魅力で進学を決めました。大学で学びを深めながら、自分の得意な分野を見つけられるため、入学後に自分自身が専門的に研究したい分野を選択できるのが良いと思います。
社会との関わり
現在、被災後の閉鎖空間における遠隔操作型ロボットを用いた位置推定手法の開発を行っています。被災後の閉鎖空間における情報収集活動は、瓦礫の倒壊や火災の危険性などがあるため、移動ロボットを用いた情報収集が検討されています。研究目的の移動ロボットを用いた情報収集システムが実用化されると、災害発生時に迅速で網羅的な情報収集が可能になり、レスキュー活動の効率向上につながると考えられます。この研究が今後の災害対応ロボットの技術向上に役立つことを期待しています。
※2024年4月から情報工学部に再編