神戸市外国語大学/外国語学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
英米学科(140名)
ロシア学科(40名)
中国学科(50名)
イスパニア学科(40名)
国際関係学科(80名)
所在地
1~4年:兵庫
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
外国語学部の偏差値を見るプロフィール
●2年次からコースに所属し、高いコミュニケーション能力と確かな洞察力を磨く
●英語運用能力を強化する「グローバルコミュニケーションプログラム」
●より留学しやすい環境を整備
本学は、語学教育と専門教育を両輪とする開学以来の教育体制をより鮮明に打ち出し、現代社会のニーズに適応した人材を育成するため、2021年度より専門教育を担う「コース制」を再編しました。これにより、伝統ある語学教育に支えられた高いコミュニケーション能力と、国際関係論や政治学、経済学といった専門教育により培われた確かな洞察力、その両方を兼ね備えた“2つの武器を持つ人材”を養成していきます。
【学生数】
1,716人(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
78人(2023年4月1日現在/全学部総数)
【大学院】
外国語学研究科〈修士課程〉〈博士課程〉
英米学科
【講義・学問分野】
英国史、米国史、英国の文化、米国の社会、英語史、英語研究入門、イギリス文学特殊講義、英米文化研究演習、英詩・演劇特殊講義 など
ロシア学科
【講義・学問分野】
ロシア文化史、ロシアの社会、ロシア文学史、ロシア地域論、ロシア文学特殊講義、ロシア語学特殊講義、ロシア語学演習 など
中国学科
【講義・学問分野】
中国文化論、中国社会論、現代中国論、中国の法と政治、中国文学特殊講義、中国語学特殊講義、中国語学演習 など
イスパニア学科
【講義・学問分野】
イスパニアの社会、中南米文化史、イスパニア文学史、イスパニア語学概論、ラテンアメリカ文化史、イスパニア文学特殊講義、イスパニア語学特殊講義、イスパニア語学演習 など
国際関係学科
【講義・学問分野】
国際機構論、国際経済関係史、地球市民社会論、アジア国際関係史、途上国地域社会論 など
入学者・卒業者数
入学者数
361人- 女子生徒数
- 268人
- 男子生徒数
- 93人
- 地元出身学生数
- 93人
- 入学者総数
- 361人
卒業者数
356人- 就職者数
- 300人
- 進学者数
- 13人
学部の特色
2年次からコースに所属し、高いコミュニケーション能力と確かな洞察力を磨く
2年次に、関心や研究・進路の方向に基づき、英米学科・ロシア学科・中国学科・イスパニア学科では「語学文学」「国際法政」「経済経営」「多文化共生」「リベラルアーツ」の5つのコースから1つを、国際関係学科では「国際法政」「経済経営」「多文化共生」「リベラルアーツ」の4つのコースから2つ(主専攻・副専攻)を選択し、それぞれに設けられた科目を履修します。
語学だけでなく、専門科目も深く学ぶことで、グローバルに活躍できる人材をめざします。
●語学文学コース
各専攻語(英語・ロシア語・中国語・イスパニア語)の運用能力を高めるとともに、言語学・文学研究・文化研究などの観点から言語とその言語を話す人々と地域について、総合的・専門的な理解をめざします。
●国際法政コース
国際関係論、政治学、法学、地域研究などの研究領域を踏まえながら、具体的なテーマや地域の事例に即して論理的な「平和構想力」の育成に取り組みます。
●経済経営コース
経済学、経営学、商学という社会学の見識・思考法・応用できる能力を身につけるとともに、経済経営の側面から現代の諸問題の深層に至る力を養い、激しく変化する社会の中で絶えず考え、解決策を模索する応用力と創造性の育成を図ります。
●多文化共生コース
マイノリティ、ジェンダー、バリアフリー、人口問題、宗教対立といった現代社会の諸課題の解決に向けて、従来の学問領域を横断する学際的な知見を養うこと、多様なバックグラウンドを持つ人々との「共生」を図るための具体的な実践力を培うことをめざします。
●リベラルアーツコース
哲学、社会学、心理学、言語学、歴史学、教育学、情報科学、自然科学、スポーツ文化学などの多様な領域を横断的に学び、既成概念に囚われない、自由で豊かな発想力と思考力で、人類の課題に能動的に立ち向かい、未来を切り拓く教養人の育成をめざします。
英語運用能力を強化する「グローバルコミュニケーションプログラム」
国際社会におけるさまざまなコミュニケーションの現場を念頭に置きながら英語運用能力を強化するプログラムです。
会議通訳者や翻訳者のような専門家をめざす人、ビジネスや社会活動などで英語力をフルに使う仕事をめざす人、そして、英語そのものを学問的に研究したい人に向けた三群の授業(「会議通訳」や「翻訳理論」、「模擬国連」や「神戸研究」、そして言語学やコミュニケーション学の関連科目)が用意されています。この三群の授業を組み合わせて受講することが、応用力を鍛え、個別の目標達成に対して多角的なアプローチを可能にします。授業は原則として英語で行われます。
より留学しやすい環境を整備
「国際交流センター」は、留学を計画している学生や、本学で学ぶ留学生の支援、留学生と在学生との交流活動のサポートを行うほか、語学試験や各種資格取得の対策を講じる学生への情報提供も行っています。
また、海外派遣留学制度で留学する学生に対し、学内選考のうえ、50,000円~500,000円の補助金を交付しています。さらに補助制度とは別に、日本学生支援機構「海外留学支援制度」、ひょうご震災記念21世紀研究機構「HUMAP 留学生交流推進制度」などの奨学金制度に採用されるチャンスもあります。
このほか、本学独自の制度として「荻野スカラシップ」を用意しています。これは、卒業生の実業家・荻野正明氏によるもので、2014年度からチャレンジ精神の旺盛な学生の留学を支援しています。1人あたりの支給額上限が2,500,000円の奨学金制度です。
また、今年度から新たに、卒業生の実業家・スティーブ山田氏による経済的に困窮している優秀な学生の留学を支援する「スティーブ山田スカラシップ」が創設されました。一人あたりの支給額上限が3,500,000円という、国内の大学では最高水準の奨学金です。
●交換留学
本学と交換留学協定を結ぶ24校を対象とした留学制度です。原則として1年間(開始時期は大学によって異なる)のプログラムで、協定校で取得した単位は本学の基準に換算して単位認定され、留学期間を在学期間に算入します。留学期間中、留学先での授業料は不要です。
●認定留学
本学と交換・交流協定を結ぶ大学やその他の正規の4年制大学に留学する学生を対象とした単位認定留学制度。派遣時期・期間は試験期間終了後の3月または9月からの半年間または1年間が一般的です。留学先で取得した単位は本学の基準に換算して単位認定され、留学期間を在学期間に算入します。
●短期派遣留学
夏休みまたは春休みに、交流協定校6校に語学留学するもので、全学科・全学年を対象としています。留学先で取得した単位は本学の単位に認定されます。
●休学留学
各自の学修上の関心や目的に応じて、自由意志で留学先の大学や機関、時期や期間を選べます。なお、休学期間は本学の授業料はかかりません。また留学期間は在学期間に算入されません。
この学部のことを詳しくチェック
学べること
英米学科
英語の高度な運用能力をベースに、英語圏の文化や社会を知り、国際感覚を養う
国際化社会における英語の地位は今日ますます高まっています。また、英語の母体であるイギリス・アメリカなどの文化・社会は私たちの知的関心を強く惹いてやみません。本学科では、まず高度な英語の運用能力を養成しながら、英語圏の言語・文学・文化・社会に関する専門知識の修得をめざします。
また、英米に限らず国際社会における異文化間の理解・コミュニケーションに必要な視点・スキルを身につけると同時に、異文化に対する理解を深めることで、自分たちの文化を新たな視点からとらえ直すことのできる人材を育成します。
学生は2年次からコースに分かれてそれぞれの専門分野を究めるとともに、3年次からは少人数のゼミナールに属して各自のテーマについて研究し、論文にまとめ、発表する能力を身につけていきます。
ロシア学科
ロシア語とロシア語圏の文学や文化に触れ、学ぶことでその魅力を深く知る
ロシア語を「読む・書く・聴く・話す」というコミュニケーションの基盤となる技能を総合的に養成し、学生が高度な言語運用能力を獲得することを目標に、ロシア語圏の文化への理解を踏まえたうえで、実践的な言語教育を行います。また、話し言葉と書き言葉のスタイルの違いを常に意識し、それぞれの要素を効果的に使って、自分の意見を表現する力を養成します。
1年次ではロシア語の正確な発音と基礎文法の定着を図ります。2年次では文法理解を深めるとともに、定型表現を習得し対話能力を養います。3年次では多様な分野のテキストを素材に、ロシア語を通した世界の見方や異なる文体や修辞法を学習します。また、より複雑な内容を話題にした表現力を養います。4年次では専門的なテキストの読解力に加え、プレゼンテーションや交渉などに必要な自己表現力・対話力を強化します。
中国学科
「使える」中国語と知識を備えた国際的なスペシャリストへ
「使える」中国語を教育目標の第一に置き、「読む・書く・聴く・話す」の実用的訓練により、高度な中国語運用能力を修得します。中国語教育に関しては、本学科の中国語ネイティブの教員に加え、毎年中国から2人の教員を招へいし、少人数授業でリスニングと発音指導に力を入れ、中国語の基礎を徹底的に鍛える教育を実践しています。
さらに学科基礎科目、全学共通科目などの受講を通して関心ある分野の専門的知見を広め、中国語圏の多様な言語・文化・社会状況への理解を深めることにより、時代の変化や地域的特性に柔軟に対応できる国際的スペシャリストをめざします。
イスパニア学科
スペインと中南米に広がるイスパニア文化圏。国際性の極めて高い言語を操る力を身につける
イスパニア語は、スペインとラテンアメリカの多くの国で使われており、その背後に広がる多様な文化を理解することが必要です。そのため、深い知識と広い視野の修得をめざし、イスパニア語(スペイン語)の高度な運用能力と同時にイスパニア語圏の文化・社会・文学・歴史・経済・イスパニア語の言語学などを学びます。また、授業を通じて言語学や日本語との文法比較を深め、翻訳などの専門知識も身につけることができます。
ネイティブの専任教員からシャワーのように浴びるイスパニア語。自分の主張をしっかりと持ち、それを自分の言葉で表現することが求められる実践本位のカリキュラムを取り入れ、まず語学をしっかりとマスターすることを目標としています。
国際関係学科
国際情勢や海外諸地域の政治・経済・外交・文化などを学び、「行動する国際人」の資質を身につける
本学科では、国際社会の動きを複眼的な視点からとらえ、異文化理解を深めるとともに、国境を越えて広がる複雑な課題に柔軟に対応する能力を養います。このために、批判的・客観的な国際感覚に基づく国際社会で通用する英語の運用能力の修得をめざします。加えて、自らの関心に基づいて、「国際法政」「経済経営」「多文化共生」「リベラルアーツ」の4つのコースから、主専攻1コース、副専攻1コースを選択し、2つの専攻分野の専門的・体系的知見の修得を図ります。
現代の国際社会は、既存の理念や価値観の大きな揺らぎに加えて、人、モノ、マネーのグローバルな流動化に直面しています。こうした状況に、複眼的で深い知識とともに、人間的叡知に裏づけられたバランス感覚と国際的視野をもって対処できる力を磨きます。
外国語学部の主な就職先
【メーカー】アシックス、伊藤ハム、カネカ、神戸製鋼所、ジェイテクト、シチズン時計、住友電気工業、セイコーウオッチ、ダイキン工業、東京電力ホールディングス、トヨタ自動車、ニデック …ほか
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