芸術文化観光専門職大学/卒業後の進路
大学での学びを生かし、言語の壁を越えた国際交流の場を創る
卒業後の進路:酒類の輸入・卸売・店頭販売を志望
芸術文化・観光学部 芸術文化・観光学科 3年
若井歩さん
新潟県立高田北城高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
興味本位でドイツ実習に参加したことがきっかけです。トリアの街を歩いていると、グラス片手に友人や家族、時には初対面の人と語っているヨーロッパ人の姿が目に付きました。帰国後、英語とドイツ語を猛勉強。3年次の夏に再びドイツへ行き、ホームステイ先でジュースとワインの製造を手伝いました。また、日本各地の酒蔵めぐりや新酒祭りに参加し、お酒を通じてたくさんの人と出会いました。このような素晴らしい体験を多くの人にしてほしいと思い、現在は大学の教職員に相談しながら、お酒を用いた地域創生の研究を進めています。
キャリア選択のポイント
私は新天地・ドイツで不安と緊張を抱えた中、ホストファミリーはどこまでもフレンドリーでした。夕食のテーブルには数種類のチーズと肉料理、ワインが並び、食事が進むにつれ次第に打ち解けました。そして、ワインボトルが空になるまで、雲ひとつない星空の下でギターを弾き、歌を歌いました。その時私は、何気ない日常に彩りを加えるワインの魅力に気付いたのだと思います。言語が違ってもお酒があれば繋がることができる、と実感したことがキャリア選択のポイントになりました。
今後の夢・目標
私は、人々がお酒を飲む理由も、芸術を鑑賞する理由も、旅行へ行く理由も、「ちょっといい時間を体験したい」からだと考えています。学生時代に経験したお酒は全て、誰かと素晴らしい時間を共有するきっかけになっていました。お酒のみならず、芸術や観光など、芸術文化観光専門職大学で学んだことは人々の人生を豊かにすることばかり。お酒にこだわることなく、将来は芸術文化活動や観光消費を応用し、言語の壁を越えた国際交流の場を創造していければと思います。