公立鳥取環境大学/学部・学科
学べること
「人と社会と自然との共生」を実現する4年間の学修プロセス
本学では、学びの土台を築く「人間形成教育」をはじめ、持続可能な社会に貢献する「SDGs」17の目標に関する多彩な科目、そして主専攻以外の複数の専門知識を修得できる「副専攻制度」を採用しています。複数の領域の知識をもとに課題解決に向け、新たな視点と柔軟性を発揮できる人材の育成をめざしています。
●人間形成教育
国際性から地域性、自然科学から社会科学、人文科学まで「知力」「人間力」「対応力」の土台をつくる幅広い学び。
●相互履修
環境と経営の視点を持てるよう、学部を超えて各専門分野の基礎を学べる制度。環境学の基礎を理解する経営学部生、経営学の基礎を理解する環境学部生の育成をめざします。
●副専攻制度
「環境学」「経営学」の他に、必要な情報を活用する力を育成する「AI・数理・データサイエンス」、国際社会で必要となる英語力を育成する「英語実践」、鳥取に密着し在来知を学ぶ「地域実践」といった5つの分野を体系的に学び境界を超えた発想力を養います。
●学部専門科目
1・2年次は、環境学や経営学といった各学部で必要な基礎知識を修得、3・4年次は基礎知識を土台に専門分野をより深めます。学部の各研究室に所属し、卒業研究にも取り組みます。
「知力」と「人間力」を養う「人間形成教育」
大学で学んだ専門や最先端の知識は2~3年で古くなります。しかも卒業してから行う勉強は、学部の時の専門と異なる分野であることが普通で、新しい学問を一から学ぶことはよくあることです。それでも私たちが前進して行けるのは「教養」があるからです。「教養」は人間の幹を太くする栄養たっぷりの大地。「面白い!」と思える豊かな人生のための土台です。
人間形成教育は、環境視点と経営視点を備えた「知力」と、英語でのコミュニケーションや地域の人々とのふれあいを通した実践的な「人間力」養成のための学びの場。4つの科目群と「プロジェクト研究」という学内外をフィールドに行われる総合演習科目で構成されています。これらの科目により、企業や地域のリーダーとして活躍するための土台を築きます。
〈人間形成教育の科目群〉
●総合教育科目
教養あふれる知力を身に付けられるように自然科学、社会科学、人文科学を学ぶほか、相互履修で教養をより豊かにします。
●外国語科目
世界の共通言語である英語の能力(特に会話能力)の向上を図ります。英語に加え、ロシア語、中国語、韓国語を学修する機会も設けています。
●キャリアデザイン科目
大学生としての心構えを知り、社会に出るための準備をします。卒業後の自分の姿をイメージしながら大学で学ぶ方向性を明確にします。
●情報処理科目
全学生がノートパソコンを所有し、研究や実社会で役立つ実践的な情報処理能力を身に付けます。
●プロジェクト研究
「思考力・判断力・表現力」を育て、「自分の意見を作りつつ多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」を育みます。
さまざまなふれあい、学び合いを通して自分で考え、自ら行動する力を養成する「プロジェクト研究」
1・2年次の全学必修科目であるプロジェクト研究では、学生が自分の頭で考え、他者と協働しながら行動することを重視し、大学で学修していくために必要となる能力を養うことをめざします。筋道を立てて考える「思考力」、複数の異なる考え方から結論を得る「判断力」、自らの考えを他人に伝える「表現力」の3つの力を育て、自分の意見を作りつつ多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」を育みます。
〈2023年度に開講されたテーマの一例〉
・鳥取を元気にするイベントをプロデュースする
・まちの「居場所」を考える
・森林空間の利用を考える ~キャンプ場、遊歩道等による森林サービス産業化に向けて~
・ローカル鉄道から考える地域交通
・未来社会をデザインする
・鳥取市のバリアフリーまちづくりの「いま」と「これから」
・なぜ日本人は英語を話すことが苦手なのか?
・鳥取でグローバル社会を考える
・とっとりメモリープロモーション
・IoT技術を駆使した足湯の健康増進効果プロジェクトA