北海道文教大学/私のイチオシ
患者さんを支援するための「作業分析」の奥深さを感じながら学ぶ
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
精神保健福祉士の母の職場に同行し、入院患者さんと一緒に行事やレクリエーションに参加する機会が多くありました。幼いながらも、患者さんと密に関わる仕事がしたいと思ったことを覚えています。
作業療法士は体のリハビリだけでなく、メンタルケアにも携われることが魅力で興味を持ちました。患者さんとの何気ない会話や動作から相手を深く知り、ご自身がやりたいことを尊重することを大切にできるようになりたいと思いながら学んでいます。
この学問のココが面白い!
専門的に学ぶ中で「作業分析」を行う機会が多々あります。これは対象者が作業を行う際に利用できる環境を細かく分析し、支援するために行うものです。
例えば洗濯を作業分析すると、(1)カゴから洗濯機に衣類を移す、(2)洗剤を用意する、(3)洗濯機を操作する、(4)洗いあがったものを干すなど、いくつもの工程があります。洗濯物を高い物干し台に干す際に腕や腰に痛みを感じる患者さんに上げ下げできるハンガーラックを提案するなど、作業の流れの中でやりにくさや危険を予測し、動作に対する負担と体の機能維持を両立するための提案を行うのも作業療法士の仕事です。
同じ洗濯でも、一人ひとり意味のある作業も、そこに感じる価値も異なるので、患者さんとの向き合い方の奥深さを感じる点が面白いです。
キャンパスのお気に入りスポット
大学でお気に入りのスポットは、鶴岡記念図書館です。
蔵書が豊富なのはもちろん、自習スペースやミーティングルーム、インターネットコーナーなどがあります。講義の空き時間や放課後の勉強のために利用するだけでなく、レポートを書くための資料を探したり、友人と協力して課題に取り組んだりしています。
オープンキャンパスに来た際に立ち寄って、自分なりの利用方法を想像すると、入学後の大学生活がイメージできるかもしれませんよ!