北海道文教大学/卒業後の進路
学会や研修会で他の作業療法士と交流し、切磋琢磨することが原動力

※掲載内容は取材時のものです
※現:医療保健科学部 リハビリテーション学科/作業療法学専攻
どのように考えてキャリアを選んだか
小学生の頃に母が股関節の疾患でリハビリテーションを受けることになり、作業療法士の仕事を知りました。
北海道文教大学への進学を決めたのは、専門性の高い先生がそろっていたからです。大学の講義で、生活に直結する「手」の機能について学ぶ中で、ハンドセラピィに興味を持ちました。4年次に就職活動を始めるにあたり、手のリハビリテーションや運動器の勉強ができる整形外科が第一志望でした。一方で在学中に始めたハンドセラピィの研究を続け、技術研さんを積みたいとも考えていたので、就職先については悩んだものです。現在の職場は大学の先生の紹介でしたが、技術研さんや研究活動に理解があり、自分自身が成長できる場となっています。
キャリア選択のポイント

ハンドセラピィとは、手に損傷や障がいを受けた人が、実際に生活する手を獲得するために行われる包括的な治療です。箸をもって食事をする時も顔を洗う時も物をつかむ時にも、手を使います。また手を動かすことが、ボディーランゲージの役割を担うこともあります。普段は意識していませんが、想像する以上に手がもつ役目は多いことに気づき、興味をもったことがハンドセラピィの研究を始めたきっかけです。
手首や指に違和感があっても、我慢して過ごしている人は少なくありません。限界まで我慢してリハビリテーションに来る患者さんを見るたびに、ハンドセラピィをもっと啓蒙(けいもう)して、悪化する前に対処できるようになりたいと強く思います。
年に3~5回は学会発表を行ってきましたが、もっと勉強したいとの思いが大きくなるばかりでした。その結果、2022年に北海道文教大学大学院リハビリテーション科学研究科に進学。ハンドセラピィの研究を深めています。
今後の夢・目標
私の勤務先は現場において、何かをすることが病気の予防や治療などにつながるかを研究する「介入」に関する研修会のほか、研究活動にも力を入れています。また学会や研修会で違う職場で働く作業療法士と交流し、切磋琢磨(せっさたくま)することは、私にとって大きな原動力となっています。
私は作業療法士における良い介入とは何かについて熟考したり、個別性に配慮した手段を検討したりすることで、社会に貢献していきたいと考えています。また多くの人の役に立つ研究を重ね、教育分野に携わることも目標の一つです。