岩手医科大学/志望理由

看護師をしている母の姿に、小さい頃から誇りを抱いていました。肉体的にも精神的にも大変な仕事ですが、患者さんの一番近くでその思いに耳を傾け、ともに痛みに耐えながら、寄り添うことができるところに魅力を感じ、私も看護師になろう、と決意しました。

岩手医科大学は最先端の施設・設備のもと、看護師に必要な知識や技術を身に付けることができます。また、医学部・歯学部・薬学部・看護学部の4学部が1つのキャンパスに集うため、医療現場で求められる多職種連携についても学べると感じたことが入学の決め手になりました。看護において最も必要とされるコミュニケーションについて、患者さんや医療従事者などさまざまな立場・視点から学び、実践の場で応用できる力を養いたいと考えています。

4年次には「看護専門基礎領域」の研究室に所属し、消化管疾患と食事満足度の関係について研究を行いました。消化管疾患では、長期にわたって食事療法や食事制限が行われることが少なくありません。実習での経験や多くの論文を読んでいくなかで、食事に対する不安や焦りなど、消化管疾患のある患者さんがさまざまな思いを抱えて生活していることを学びました。食事は一生付き合っていくものであり、生きていくうえで必要不可欠な要素でもあります。この研究を将来につなげ、制限があるなかでも食事満足度を高められる支援を行っていきたいと考えています。