岩手医科大学/就職・資格・進路
就職状況
卒業後の進路
医学部
医師国家試験に合格すると、臨床研修医として新たなスタートを踏み出します。研修したい希望の医療機関を挙げ、受け入れ先が決まったら、2年間をめどに医療現場で実務を経験、プライマリ・ケアに重点を置きつつ、認定医や専門医への意欲を高めます。研修医として働きながら大学院で学ぶことも、また特化した領域の専門研修で技量を高めることも可能です。
歯学部
6年間の学部生活を終え、歯科医師国家試験に合格すると、臨床研修歯科医としてスタートを切ります。患者さんとのコミュニケーションをはじめ、さまざまな専門性・スキルの習得を図る卒後臨床研修。1年間にわたる実践的なプログラムで基礎力を身に付けます。学外の医療機関で実地体験を重ねるのと並行し、大学院で探究に励むことも可能です。修了認定を経て、それぞれの進路が具体化します。
薬学部
保険調剤薬局・病院の薬剤部・ドラッグストアをはじめ、医薬品メーカーでの創薬・製剤に取り組んだり、生命科学の観点で食品や化粧品の開発に携わるなど、薬剤師の資格はさまざまな社会分野で生かせます。20223年5月現在、卒業生は日本全国で活躍しており、そのうちの37.1%が調剤薬局、37.1%が国公立・私立・一般の病院でスキルを発揮しています。また、大学院へ進み、さらに薬学研究を深めていくことも可能です。
看護学部
少子高齢化の進展、医療環境の変化などを背景に看護の資格を生かして活躍できるフィールドは拡がっています。看護師・保健師・助産師として専門性を発揮できる場は病院や診療所だけでなく、保健所や市町村などの行政機関、訪問看護ステーションや介護施設、助産院、学校や企業など多岐にわたっています。2023年3月に卒業した第3期生のうち、国公立・私立・一般の病院に勤務しているのは98.8%にまでのぼり、その約4割が岩手医科大学附属病院で活躍しています。また、専門看護師や認定看護師、教育研究者、看護管理者をめざす道、大学院への進学もあります。
取得できる資格
卒業後取得できる資格
●薬学部を卒業して取得できる資格
薬剤師国家試験受験資格、建築物環境衛生管理技術者、水道技術管理者、配置販売業者、ごみ処理施設の技術管理者、甲種危険物取扱者受験資格、食品衛生管理者任用資格、食品衛生監視員任用資格、毒物劇物取扱責任者任用資格、麻薬取締員任用資格、麻薬取締官任用資格、向精神薬取扱責任者、環境衛生指導員
●看護学部を卒業して取得できる資格
看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格、助産師国家試験受験資格、養護教諭二種免許状申請資格
取得できる資格一覧
以下の情報は、各学校へのアンケートなどをもとにベネッセコーポレーションでまとめたものです。【予定】と記載のあるものについては、まとめた時点での情報で、今後変更になる場合があります。
詳細や確定情報については学校案内等で必ず確認してください。
医学部
医学科(2024年度情報)
取得できる資格 | 資格条件 |
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医師 | 卒業で受験資格が得られる資格 |
歯学部
歯学科(2024年度情報)
取得できる資格 | 資格条件 |
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歯科医師 | 卒業で受験資格が得られる資格 |
薬学部
薬学科(2024年度情報)
取得できる資格 | 資格条件 |
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薬剤師 | 卒業で受験資格が得られる資格 |
看護学部
看護学科(2024年度情報)
取得できる資格 | 資格条件 |
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看護師 | 卒業で受験資格が得られる資格 |
保健師 | 所定の単位を修得すると、卒業時に受験資格が得られる資格 |
助産師 | 所定の単位を修得すると、卒業時に受験資格が得られる資格 |
キャリア支援
国家試験合格サポート
●医学部医学科
医師国家試験に向けて実力アップ
臨床実習で修得した内容を確認し、必要とされる態度・知識・技能を判定するのが「5年次客観的臨床能力試験(OSCE)」です。また、講義や臨床実習での理解度・習熟度を評価するとともに、医師国家試験に向けた学力をチェックするのが「5年次総合試験」です。6年次には、領域別重点学習(SGLセミナー)・総合試験解説講義・国試対策重点講義などを通して、さらなる実力アップが図れます。
●歯学部歯学科
歯科医師国家試験へのサポート
5年次には、試験に臨む心構えを早い段階から固め、実力アップにつながる勉強のハウツーを修得する歯科医学生のためのワークショップを行います。また、過去に出題された内容をデータベースに収め、学生が自由にアクセスして、オンライン上で試験への適応力を高められる試験問題のデータベース化も行っています。テューター制や補習講義、自由枠オーダー講義など、歯科医師国家試験に向けて充実したサポートを行っています。
●薬学部薬学科
病院や薬局での実務実習へ臨むために必要な知識や技術が備わっているかをチェックするため、4年次の最後に「知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT)」と「技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)」の、2つの共用試験が行われます。また、5年次からは、5~7名の少人数グループを構成し、過去問題の解説を取り入れた講義形式の補講を行い、6年次には、学内演習試験、夏期講習、全国模試、総合試験に取り組むなど、国家試験合格に向け、より実践的な対策を行っています。
●看護学部看護学科
担当教員による国家試験対策特別指導や学修サポートによって1年次に基礎的分野から専門分野の導入を学び、2年次以降、国家試験を意識したプログラムが始まります。例えば、2年次から国家試験模擬試験が始まり、3年次には担当教員による国家試験対策特別指導や、担任や科目担当教員による学修サポートが行われます。4年次は国家試験模擬試験の結果に応じた個人面接・指導、科目担当教員や外部講師による対策講義などで、国家試験合格に向けたサポートを徹底しています。