群馬医療福祉大学/志望理由

児童養護施設の職員をめざして大学に進学しましたが、多くの教授から「先生に向いている」と言っていただいたことをきっかけに、教員になることを真剣に考えるようになりました。教員がどのように授業を行うか、どんな人間性を持っているかで子どもの人生を左右しうる存在だと思います。私がしたいことの根底には「自分の持っている力を余すことなく他者のために使いたい」という気持ちがあるため、自分の努力次第でどこまでも子どものために働ける教職は天職だと感じています。

私が魅力を感じた群馬医療福祉大学の特色は2つあります。1つは、福祉の領域について幅広く学べることです。子どもをさまざまな視点から見て、一人ひとりに合った適切な支援を行うことができる教員になるためには福祉領域への幅広い知識も必要です。全ての問題は複数の要因が複雑に絡み合っている、という本質を捉えた学びができると思いました。もう1つは、授業の中でボランティア活動を行っていることです。座学で得た知識がより実践的な学びとなり、ボランティア活動での学びは座学の知識と関連付けることでより深まると思いました。

近年、学校では教員以外にもスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど、さまざまな職種の方が活躍しています。いじめや不登校など複雑化した問題に対応するためには多職種との連携が欠かせません。互いが独立して業務を行っていると対応が重複したり、それぞれがめざす方向性がバラバラになることで互いの活動の効果を打ち消したりしてしまいます。多職種が一つの場所で働く強みを生かすためにも、自分の職種以外のことも理解している人材への需要が高まっています。このような現代において切望される幅広い知識を群馬医療福祉大学では学ぶことができます。