群馬パース大学/卒業後の進路
患者さんとその家族を支えられる臨床工学技士になる
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
臨床工学技士をめざしたきっかけは、小学生の時に親族が人工透析を受けていたことでした。人間と機械がチューブでつながれた姿に、当時の私は「怖い」という印象を受けましたが、担当の臨床工学技士の方が私を気づかい、声を掛けてくださるなど、患者さんだけでなくそのご家族にも配慮してくださったことに感動しました。高校に入って臨床工学技士について調べた際に、医療機器のスペシャリストであるその仕事の幅広さに感銘し、本格的にめざすことにしました。就職活動では自分の言葉で伝えることを意識しました。学内の就職サポートを活用して練習したおかげで、自信を持って面接に臨めました。
キャリア選択のポイント
就職先の一番の決め手は、臨床実習でお世話になった病院だったからです。7週間にも及ぶ臨床実習の中で、現場で働く臨床工学技士の姿に刺激を受け、将来の自分を想像することで実習が楽しく充実したものになり「ここで仕事をしたい」という気持ちが強くなりました。「臨床・研究・教育」の3つの柱で活躍できる環境がそろっている点も内定先の病院をめざす後押しとなりました。また、患者さんと向き合うための人間性はもちろん、知識やスキルの面で成長を続けていけると感じた点も大きかったです。
今後の夢・目標
将来、臨床現場に入るまでに自分の専門分野に関してしっかりと説明できる知識を身に付け、患者さんとその家族が安心して治療に専念できるような臨床工学技士をめざしていきたいです。また、現場の強みを引き出していくために「教育」と「研究」についても力を入れ、いずれは研究発表にも挑戦したいと考えています。
自分が直接的に関わる医療行為は機械が相手になりますが、その先にいる患者さんの存在を常に意識できる臨床工学技士になりたいです。