東都大学/私のイチオシ
身体の動きをさまざまな視点から解析する
幕張ヒューマンケア学部 理学療法学科 4年
木村玲仁さん
山形市立商業高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
幼少期からスポーツを続けており、高校生のときに人間の身体の動きや使い方の違いに興味を抱いたことが理学療法学を学ぶきっかけとなりました。病院や施設、スポーツ現場、地域訪問などの幅広い分野において、身体を思い通りに動かせない人に対し、理学療法の視点から観察・分析・施術を行い、より自然な動きやスポーツにおけるパフォーマンスの向上を実現する方法について学んでいます。
この学問のココが面白い!
身体の構造や動きのメカニズムといった基本的な分野をはじめ、身体の異常や不調により引き起こされる症状に対し、どのようにリハビリテーションを施していくかを考える「内部障害学」や「整形外科学」などの分野も学んでいます。
私が特に関心を持っている「神経理学療法学」の授業では、脳の構造や機能を把握したうえで、CTやMRIの画像から症状や所見を予測します。脳の構造や疾患の部位によって異常動作や反応に違いが現れるため、常に身体の動きや反応に着目しながら学んでいます。
キャンパスのお気に入りスポット
動作分析を行うための機械が多くそろっている、二号館の動作解析室がおすすめです。ここには3次元動作解析という装置があり、360°の専用カメラシステムを使い、身体にマーカーを取り付けることで、歩行や立ち上がり、ジャンプなどの動作をリアルタイムで細かく分析することができます。動作時の関節、筋肉の動きなどに加え、目には見えない重心の移動まで解析することが可能となるため、身体の動作についてより深く学ぶことができます。