東京情報大学/私のイチオシ
精神看護を学び、正解なき問いに向き合い続ける
看護学部 看護学科 3年
S.K.さん
千葉県・公立高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私が看護に興味を持ったのは、自衛隊看護師の存在を知ったことがきっかけでした。自衛隊看護師は、けが人を助けながらも、自衛のために戦うという難しい立場にある職業です。この問題について考えるために、私は看護の道を選びました。教授や先輩たちと議論していると、自分にとっての常識が揺らぎ、看護学の奥深さを感じます。現在は、戦争体験によりPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する仕組みなどを解明する精神看護の分野に興味があり、周囲との議論を大切にしながら学んでいます。
この学問のココがおもしろい
私は、心の領域までをケアする精神看護を学び、患者一人ひとりの個性に向き合うということに最も関心を持っています。精神看護の分野には正解がなく難しさもありますが、だからこそもっと深く考えたいという興味が尽きません。学びを進めるとともに、目には見えない心の領域を扱う精神看護の役割が、さまざまな分野で生きているということを感じます。そのことが、この学問を究めるための原動力の一つとなっています。
キャンパスのお気に入りスポット
お気に入りのスポットは、看護棟(9号館)3階の勉強スペースです。先輩たちがこの場所で勉強している様子を見て、一つのことに一生懸命に取り組んでいる姿勢に憧れを感じました。先輩たちと一緒に学ぶことで、看護の知識に加えて人としての成長につながるきっかけが得られたと思っています。また、図書館裏の森もおすすめです。自然の中を歩きながら一人で考え事をしたり、友人と議論したりすることでお互いに理解を深め合うことができます。