SBC東京医療大学/卒業後の進路
運動が苦手でも楽しめる体育の授業で中学生の体力を向上させたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
私が教員をめざしたのは中学生のときの担任の先生に憧れたことがきっかけです。その先生は、私にさまざまな経験の機会を与えてくださり、自信や成長につながりました。私もその先生のように、生徒一人ひとりの輝きを引き出し、支えられる教員になりたいと思いました。また、私自身、野球部で度重なるけがに苦しんだ経験から、医療に関する知識も学びたいと考え、中・高の保健体育の教員免許に加えて、柔道整復師の資格を取得できるSBC東京医療大学に進学しました。4年間で幅広い分野の知識や経験を得て、教員採用試験にも現役で合格することができました。
キャリア選択のポイント
大学に入学するまで、子どもとの関わりがほとんどなかった私は、大学1年次のときに学童保育のアルバイトを始めました。そこで感じた教員の魅力は、子どもの成長を身近に感じられることです。子どもたちの成長の速さは驚くほどで、何事も練習していくと、以前できなかったことがどんどんできるようになっていきます。そんなとき、子どもたちの「できた!」という満足そうな顔を見たり、声を聞いたりすると、私も自分のことのようにうれしく感じました。また、子どもたちが一生懸命がんばっている姿を見ると、自分もがんばろうという気持ちになり、教員になりたいという思いが一層強くなりました。
今後の夢・目標
現代の中学生の体力や運動能力が低下しているという問題があります。それに対して私は、運動が苦手な生徒に、体育を少しでも好きになってもらいたいという目標があります。少しでも運動を「楽しいな」と思ってもらえるように授業や学校行事を通して実践していくことが、この目標を達成するためのプロセスだと考えています。この問題を解決することは簡単なことではありませんが、この初心を忘れずに、生徒たちと向き合い続けていきたいと思います。