亀田医療大学/学部・学科

さまざな人生を歩んできた患者さまへ最善の治療を進めていくには、幅広い教養を身に付け、その上に看護の専門教育を積み上げていくことが大切です。「医療人文学」では、医療に関する小説や随筆などから、医療者・患者・その家族の感情を理解する力や読解力を身に付けます。「ナラティブ表現法」では、相手の意思をうまく引き出す手法や、自分の意思をわかりやすく伝達する能力の向上をめざします。

看護は臨地あっての職業です。本学は実習施設が充実しており、病院と一体となって教育に当たる点も大きな特徴です。全ての教員が医療現場の実践者としての役割も担い、生きた事例を示しながら、学生の実践経験の蓄積に力を入れます。

必修科目として「国際看護学」や「文化人類学」、「国際理解と国際貢献」があります。グローバル化が進む現代では、海外で働く場合だけでなく国内で働く場合にも、国や地域による健康課題や医療事情の違いを理解し、グローバルな視点から考える力が必要です。本学では、世界各国の看護の実態と問題点を学ぶ「国際看護学」、世界中の文化の多様性を学ぶ「文化人類学」といった必修科目を通して、グローバルに活躍するための力と人間性を養います。また、「国際看護学」は海外研修（シンガポール、カナダ、中国）が必修で、現地の医療現場の見学や、看護大学の学生と交流を行います。