桜美林大学/志望理由
探究学習に関する体系化されたプログラムの開発に挑戦したい
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
小学校の頃から友達の面倒見がいいと言われたり、勉強を教えたりするのが好きで、将来は小学校の先生になりたいと持っていました。しかし、中学・高校時代の友人が不登校になったとき、何もしてあげられなかったことが心に残っていました。そこで、高校1年生のときに、「全国高校生マイプロジェクト」という探究型学習プログラムのコミュニティに参加し、「不登校支援」をテーマに、フリースクールを訪問したり、日本各地で不登校支援に取り組んでいる方々と対話をしました。この経験を通して、誰もが自分なりの学び方を選ぶことができる「選択可能な教育」を実現したいと考えるようになりました。
この大学を選んだ理由
高校の先生から、私の課外活動を評価していただき、総合型選抜を勧められた頃、桜美林大学に教育探究科学群が新設されることを知りました。
高校の授業でも探究学習が取り入れられるようになってきましたが、探究学習はまだまだ先生個人の能力に頼っている部分が大きいと感じていました。体系化されたプログラムができれば、探究学習の授業設計に困っている先生の力になれるのではないかと考え、社会教育などの学外の学びや、カリキュラム開発などの授業に関わる科目がそろっている教育探究科学群に進学し、実践してみようと思いました。
社会との関わり
私は、特別支援教育に関する研究活動に取り組んでおり、あらゆる場面で教育の重要性を感じています。特に、社会教育や生涯学習においてニーズがとても高まっているようです。地方へ出向いたとき、地域の公民館が井戸端会議の場所になっている光景を見て、人との交流から生まれる心のよりどころは大切だと感じました。また、地元である新潟に帰省したときに、祖母が「モルック(木を投げてピンを倒すスポーツ)の体験会があるから、健康のためにも行ってこようと思っている」と話していたのを聞き、このような取り組みはまさに社会教育の役割を果たしているな、と実感しました。私が各地で目にするそのような光景は、大学での学びを生かしたいと心から思える瞬間です。