おおつまじょし

大妻女子大学

私立大学 東京都

大妻女子大学/私のイチオシ

新しい技術に触れ、未来の世界について、実際に作りながら考える

顔写真
社会情報学部 社会情報学科/情報デザイン専攻 中野希大先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

私たちは、現実とデジタルの世界を使い分けて生活しています。学校では友達と交流し、SNSでは遠くの友達ともつながれます。調べ物があれば図書館もインターネットも活用します。これはテクノロジーの進化と情報のデジタル化によるものですが、時には煩わしさを感じたり、難しく思うこともあるでしょう。しかし、今この2つの世界がさらに高度に統合しつつあります。例えば、メタバースなど仮想空間やMR(複合現実)の登場によって、友達とより没入感のある交流ができるようになってきています。また、AIは、まるで気心の知れた相棒のように、個々の習慣や学習の進度に合わせて、カスタマイズされたサポートを提供してくれるようになってきています。情報デザインの分野は、こうした新たな世界をより親しみやすいものにすることに関心を寄せ、その実践的な研究が盛んに行われています。

この学問のココがおもしろい

グラフィックをはじめ、さまざまな表現について学ぶ

映像は視覚と聴覚を結びつけた表現ですが、最近の映画館は振動や匂いが再現されるなど、より体験型になってきています。ゲームのコントローラもシーンに合わせて振動するようにプログラムされていますね。そもそも私たちはさまざまな感覚を結びつけて多感的に世界を知覚しています。これをクロスモダリティと呼び、心理学などで研究されています。また芸術は、このような人間の知覚の豊かさについて、作品を通して教えてくれています。デジタル技術が私たちの生活に欠かせないものになり、人間と機械の関係がよりよいものになるようデザインする必要が出てきました。新しい技術やさまざまな芸術に触れながら、未来の世界について、実際に作りながら考えることはとてもおもしろいです。

キャンパスのお気に入りスポット

社会情報学部のあるH棟には、最新のソフトウェアが入ったコンピュータ教室があり、動画や音響制作に必要な機材を借りることができます。授業はもちろん、学生は空いた時間に学習や研究・制作で自由に利用しています。また、ゼミを行っている情報デザイン実験室では、VRヘッドセットを使った実験や3Dプリンタの出力など、時間を気にせず作業ができます。少し疲れたら本館の食堂に行って休憩するのもいいですね。テラス席があり、天気のいい日はとても気持ちがよく、心身をリフレッシュできます。

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