昭和薬科大学/志望理由
薬の不安や疑問を相談しやすい薬剤師になりたい
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
子どもの頃、風邪をひいた時に病院で処方された薬を飲むと、数日で治っていました。この「小さい粒を飲めば治る」という経験は、子どもだった私にとって魔法のような出来事でした。小学生のときに「薬がどのように効いているのか知りたい」という好奇心が、薬剤師をめざすきっかけになりました。その後、プラシーボ効果という現象を知ったことで、言葉の力がもつ可能性にも関心を抱きました。コミュニケーションを通して、患者さんに安心して薬を飲んでもらえる薬剤師になることが目標です。
※プラシーボ効果:本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のこと。
この大学を選んだ理由
オープンキャンパスに参加したとき、教員と学生の和やかな雰囲気に惹かれました。その印象は入学後も変わっていません。先生方は優しく、勉強に関する質問以外も、気軽に相談しやすい環境です。また、パソコンから自由に講義を視聴できるe-ラーニングシステムも魅力の一つです。薬学の学びは、1回の講義に多くの情報が含まれています。理解できるか不安だった私にとって、自宅でゆっくり復習できるこのシステムはありがたく、とても役立っています。
将来の展望
現在、「服薬指導におけるコミュニケーションの重要性」の研究に取り組んでいます。一人ひとりに合わせた服薬指導を行うには、言葉選び、話すスピード、声のトーン、表情など、さまざまなコミュニケーションスキルが必要です。研究を生かし、患者さんの不安が和らぐように、薬の効果や副作用を分かりやすく伝え、安全で効果的な服薬のアドバイスができる薬剤師をめざします。また、グローバル化にも対応するため、将来的には英語で服薬指導が行えるようになりたいと考えています。