白百合女子大学/人間総合学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
児童文化学科(60名)
発達心理学科(60名)
初等教育学科(75名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
人間総合学部の偏差値を見るプロフィール
●「児童文化」「発達心理」「教育・保育」の視点から、人を知る学びを追求し、人を支える人を育てる
●理論と実践の往還で、実践的な専門力を身に付ける
●学科を超えて隣接領域が学べる【学部共通科目】
「人」や人に関わることについて児童文化、心理、教育や保育の視点からアプローチします。
数多く設定された演習や実習などの体験型授業を通して、チームワークや問題解決力を身に付けます。
【学生数】
748名(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
49名(2024年5月1日現在)
児童文化学科
【講義・学問分野】
学びのキーワード:絵本、おもちゃ、キャラクター、マンガ、ゲーム、アニメーション、ネオ・ファンタジー、YA文学、昔話、紙芝居、わらべうた、出版、翻訳、子ども服、人形
発達心理学科
【講義・学問分野】
学びのキーワード:発達心理学、臨床心理学、発達支援、精神分析、発達障害、心理テスト、対人関係、生育環境、虐待問題、不登校、高齢化社会、カウンセラー、子育て支援、コミュニケーション、自分らしさ、性格
初等教育学科
【講義・学問分野】
学びのキーワード:子ども、子育て、遊び、障害、コミュニケーション、教育、創造・想像、成長・発達、からだとこころ、ことば、子どもの権利、環境、主体性、社会・文化、個性、表現、ウェルビーイング、自立・自律
学部の特色

「児童文化」「発達心理」「教育・保育」の視点から、人を知る学びを追求し、人を支える人を育てる

子どもから大人に共有されるものの分析を通して人を学ぶ「児童文化学科」、生涯にわたり発達し続ける心の動きを分析し、支援方法を学ぶ「発達心理学科」、心身ともに健やかな成長を促す教育者・保育者を目指す「初等教育学科」の3学科を設置。
各学科それぞれの視点で、人間の原点としての「子ども」を起点としつつ生涯にわたる発達過程と発達像について学び、人間のもつ多様性と可能性の理解を目指します。

理論と実践の往還で、実践的な専門力を身に付ける

基礎となる知識や理論を学ぶことと並行して、制作・創作、現場体験、実習などの体験的授業や社会連携活動を行います。
理論を学びそれを実践する。実践の中で出てきた課題点を見直し、理論として深める。この理論と実践との往還により、実践的な専門力を身に付けます。

学科を超えて隣接領域が学べる【学部共通科目】

自分の興味・関心に応じて選択できる【学部共通科目】では、学科の枠を超えて隣接領域を学ぶことが可能です。
それぞれの専門領域と合わせて隣接領域も学ぶことで、人間存在について客観的・科学的に理解し、それにもとづく共感的な人間観を身に付けます。
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学べること
児童文化学科

児童文学・児童文化・制作創作の3分野からアプロ―チ
児童文化を専門的に学ぶ珍しい学科で、子どもの頃に夢中になった文化の魅力を読み解きます。今や児童文化は子どもに限定した文化ではなく、絵本やおもちゃ、アニメにゲームなど、子どもと大人が共有する文化です。子どもから大人まで、日本から世界へ、ボーダーレス化・グローバル化する文化の多様性について考え、新しい文化の可能性を探ります。
児童文学・児童文化・制作創作の3分野からアプローチします。
【児童文学】
世界中で読み継がれている児童文学を研究。グリム童話などの伝承文学、YA文学、ファンタジー、海外や日本の児童文学などを取り上げ、多様なメディアと連動しながら物語文化を探ります。
【児童文化】
絵本、マンガ・アニメ、おもちゃや人形、ゲームやテーマパークなどを対象に、子どもも大人も夢中になる文化の魅力を読み解きます。
【制作創作】
絵本やアニメーション、童話などを実際に「作る」ことを通して、技術だけでなく「表現」する力を身に付けます。
【授業・講義】
児童文化学科で学べる授業
〈児童文学分野〉
「ネオ・ファンタジー」では、新しい世界観を持つ作品群を取り上げ、映像技術による表現方法や作品の系譜などを考察。また「児童文学・ドイツ」では、“グリム童話における子ども”をテーマに、昔話の特徴や国際性を理解し、200年たっても色あせない魅力に迫ります。
〈児童文化分野〉
「おもちゃ論」では、子どもを夢中にさせるおもちゃの魅力や社会におけるおもちゃの役割を学びます。「人形文化論」では、ぬいぐるみや着ぐるみ、アバターなど、さまざまな人形が登場する作品や事象を取り上げ、“人形”という媒介から“人形と子どもの関係性”を探ります。
〈制作創作分野〉
「アニメーション制作」ではカメラで1枚ずつ撮影をし、動画を作る「ストップモーション・アニメーション」を制作。ぱらぱらマンガ、切り紙アニメ、クレイアニメと基礎的な手法を体験した後、好きな手法でじっくり制作する段階へステップアップします。
発達心理学科

人の生涯にわたる「心」の成長と発達を科学的な観点から研究
【発達支援の観点から心理学を学ぶ】
発達心理学、臨床心理学を軸として、発達支援までを総合的に学びます。
年齢の変化に応じて心がどのように発達・成長していくのかを理解しながら、人が直面する心の問題の原因を探り、援助する方法を学び、障害・疾病を抱える人やその家族の支援についても考えます。
【論理的に考える力と人の心を想像する力を養う】
実験や面接、調査などの方法により客観的に得られた情報を数値化し、心理統計学の手法を用いて分析します。データに基づき論理的に考える力を身に付けるとともに、心の発達を正確に理解することで、相手の立場に立って人と接する力が養われます。
【国家資格「公認心理師」養成カリキュラムに対応】
発達心理学科および大学院は、心理専門職の国家資格「公認心理師」の受験資格に必要なカリキュラムに対応。
本学大学院への内部進学制度を活用し、指定科目を全て修得することで、公認心理師を目指せます。
【授業・講義】
発達心理学科で学べる授業
発達心理学・臨床心理学・発達支援の3つの分野を総合的に学びます。
【発達心理学】
胎児期から老年期までの年齢の変化に応じて心がどのように発達していくのかを科学的な観点から研究します。
心理統計学についても学び、統計的なデータの分析方法を習得します。
人間のさまざまなことばや行動を、個人の心的要因と生理学的要因、社会文化的要因から理解することで、人が抱える心の問題に客観的・的確に対処できるようになります。
【臨床心理学】
精神分析などの心理療法に関する知識を深めます。
心の問題や悩みを抱える人々の原因を探り、心の回復を実際に支援するための専門知識や技法を実践的に学びます。
【発達支援】
発達障害のある人や子どもが生活する上で生じるさまざまな問題の解決と支援のために、専門家として相談に応じることができるよう必要な知識とノウハウを養います。
初等教育学科

知力と実践力を兼ね備えた教育者・保育者を育成
初年次から幼稚園教諭・保育士を目指す「幼児教育コース」、小学校教諭を目指す「児童教育コース」に分かれて学びます。
【1年次から現場での体験学習を用意】
早期から子どもと直接かかわり、授業で学んだ理論を定着させながら、子どもの発達や教育・保育の在り方など実践的な専門性を身に付けます。
【実習の学びを確かなものにする事前事後指導】
徹底した事前事後指導によって、学びを実践に生かす力を養います。実習前には実際の教育・保育現場を想定した模擬授業・保育を繰り返し、実習後には個人またはグループでの振り返りを通して、各自の学びをより深めます。
【教育・保育の在り方を多面的に学べるカリキュラム】
子ども理解の深化に役立つ児童文化学科・発達心理学科の授業を「隣接領域科目」として履修可能。子どもの心身ともに健やかな成長を促す教育・保育のあり方を多面的に学んでいきます。
【授業・講義】
初等教育学科で学べる授業
【初等教育演習】
教育・保育の在り方や子どもの育ちへの課題、教材研究など、現場体験を通して気付いた自分なりのテーマについて学びを深めます。
この学びと実習での経験を結び付け、教育・保育現場で生じる問題に対する専門的研究の中で、課題解決に求められる研究視点や手法を学び、4年次の卒業研究につなげます。
【地域連携の保育・教育活動】
学生が活動を企画し、大学を訪れた子どもや保護者と一緒に楽しみます。
授業での学びを地域に還元する場として、幼児・児童対象の「エデュテイメント大学」と乳児対象の「りすぶらん・あんふぁん」を実施しています。イベントの企画・実践を通して「教える楽しさ」が実感できます。
アドミッションポリシー


●児童文化学科
・児童文化や児童文学に興味・関心を持ち、想像力と創造力に富んだ人。
・授業や課外活動に主体的に取り組み、自分が求めるものを見極められる人。
・高校時代に、特に熱心に取り組んできた科目や活動ある人が望ましい。
●発達心理学科
・人間の心を科学的・実証的に探究することに興味・関心を持つ人。
・発達障害や心の諸問題の支援について、その専門的知識やスキルを学ぶ意欲のある人。
・高校時代に授業や課外活動に主体的に参加し、特に、高いコミュニケーション能力(国語・外国語を含む)を有していることが望ましい。
●初等教育学科
・保育士・幼稚園教諭・小学校教諭を目指す人、または子どもの支援や子育て支援に興味・関心を持ち、それを通じて社会に貢献したいと考える人。
・総合的な学習の時間や特別活動、部活動やボランティア活動などに主体的に参加してきた人。
・高校時代に教科全般を幅広く学習していることが望ましい。
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問い合わせ先
【住所・電話番号】
東京都調布市緑ケ丘1-25
入試広報課
(03)3326-8092(直通)