東海大学/志望理由

私はもともと、数学があまり得意ではなかったのですが、問題が解けたときの達成感や、数学を通してさまざまな考え方ができることに魅力を感じるようになりました。こう思えるようになったのは、高校時代に教わった数学の先生のおかげです。先生の授業はいつも楽しく、次第に数学に対する関心が強くなりました。数学の世界をもっと知りたいと思うようになったと同時に、先生のような数学教員になりたいという憧れから、数学科に進学を決めました。

東海大学には優しく丁寧に教えてくださる先生が多く、柔軟で充実したサポート体制に魅力を感じています。特にコロナ禍の感染症対策として、対面と遠隔を組み合わせたハイブリット形式での授業や、メールで質問に対応してくださるなど、安心して学ぶことができました。数学科には私のように数学が好きで、数学の教員をめざしている仲間が多くいます。同じ目標に向かって切磋琢磨できる友人にも恵まれ、入学した喜びを実感しています。

数学科に入学してすぐ、授業で大きな衝撃を受けました。大学で学ぶ数学は抽象度が増し、論理がベースになるため理解に時間がかかったからです。特に微分積分学のイプシロンデルタ論法は理解が難しく、とても苦労しました。しかし、時間をかけて理解しようと努めるうちに、高校時代より数学に対して真摯に向き合うようになっていました。数学は難しさを知る一方で、奥深さやおもしろさを感じることができる学問です。学習を積み上げていくことで新たな発想や気づきを得られるので、現在はより数学を追究したいと思うようになっています。