東京家政学院大学/卒業後の進路
好かれる先生ではなく、信頼される先生をめざしたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
もともと家族の手伝いをすることが好きで、幼い頃から料理や裁縫が身近だったため、家庭科が大好きでした。また、高校2、3年生のときの担任の先生は、家族以外の身近な大人として私にとって大きな存在でした。そこで、好きな教科を教えながら、今度は私が生徒から頼られる先生になりたいと思ったのが、家庭科教諭をめざした理由です。教員採用試験は大学推薦で受験しましたが、現代家政学科にはさまざまな専門分野の先生がいらっしゃるので、困った時はその分野の専門家である先生から的確なアドバイスやサポートをしていただけることで安心して採用試験に臨め、無事合格できました。
キャリア選択のポイント
現代家政学科は、「総合家政※」「食生活」「ハウジング」「ファッション」の4領域から幅広い知識を身に付けられるほか、家庭科で教えるべき内容もすべて専門的に学ぶことができます。3年次に行った50分の模擬授業で、学生たちがいろいろな切り口から授業を行う様子を見ていて、身近でありながら幅広い分野にわたる家庭科の魅力を改めて感じたことが、家庭科教諭をめざす決め手になりました。その中でも神奈川県を選んだのは、3年次に学内で行われた神奈川県教員採用候補者選考説明会で人事課の方のお話を聞き、就労環境に魅力を感じたからです。
※2024(令和6)年度から「生活者と社会」
今後の夢・目標
「好かれる先生ではなく、信頼される先生をめざしてください」。 そんな教育実習の指導教員の先生の言葉が今も強く胸に残っています。また、優しさが生徒の危険につながる可能性についても学びました。悪いことは悪いとしっかり伝え、厳しくも信頼される先生になりたいと思っています。生徒が将来「これは家庭科の授業で経験したことがある」と思えるような授業をすることが目標です。実際に一人でもそう思ってもらえたら、すごくやりがいを感じるだろうなと思います。