東京農業大学/私のイチオシ
微生物が持つ未知の能力を解明し、社会に貢献できる
生命科学部 分子微生物学科 4年
高木ひなさん
福島県立磐城高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
以前から生物学の道に進もうと考えていましたが、高校1年生のときに、とある大学の研究室見学で微生物を見たことが大きなきっかけとなりました。顕微鏡で微生物の観察をさせていただき、こんなにも小さな生き物が私たちの生活に影響を及ぼしているのかと驚いたのを覚えています。それ以降、ミクロの世界に惹かれていきました。現在は、目に見えないけれどそこに存在する不可思議な“微生物”について学んでいます。
この学問のココがおもしろい
幅広い分野での応用や研究があることが微生物学のおもしろさです。動植物に影響を与える微生物、食品に含まれる微生物、特殊な環境で生きる微生物など、さまざまです。乳酸菌や酵母、大腸菌など一般によく知られている微生物にも仲間がいて、全く異なる機能や能力を持つものもいます。未だ解明されていない微生物の中には今後社会で大きな役割を持つものもいるかもしれません。微生物学には未知なる領域と無限の可能性が秘められているのです。それらを解明し、社会に貢献していくのが微生物学です。
キャンパスのお気に入りスポット
オススメスポットはたくさんありますが、一番は農大サイエンスポートです。2020年にできたばかりの大規模な研究室棟で、日々たくさんの学生が研究活動に励んでいます。私も研究室では菌を培養したり、抽出したDNAの遺伝子情報の解析を行ったりしています。そのほかにも多くの研究室で特殊な機械や設備を用いて特色ある研究が行われています。