日本大学/私のイチオシ
数学をスポーツや社会に役立てるレイティング手法に注目
理工学部 数学科 4年
金子遥人さん
栃木県 佐野日本大学高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
スポーツチームや選手の能力を定量的に評価する、レイティングという手法について学んでいます。例えば、野球ではデータを数学的に解析することで、チーム運営に役立てる取り組みが行われてきました。メジャーリーグでも統計学を用い、選手を評価するセイバーメトリクスが、早くから注目されています。私は野球をプレイしたり、プロの試合を観戦したりする中で、数学とスポーツを結びつけるこの分野に興味を持ちました。
この学問のココがおもしろい
レイティングは多彩な分野に応用できます。Googleの検索システムでは、ウェブページの間のリンク構造に注目した、PageRankと呼ばれるレイティング手法が用いられています。また、教育分野では学習者の習熟度に合わせた難易度の問題を出題する手法に活用されています。レイティングの手法の開発には大学で学ぶ数学が多く使われており、数学が身近なところで社会の役に立つ一例として知ることができます。
キャンパスのお気に入りスポット
駿河台キャンパスにある図書館の3階には、リーディングルームと呼ばれる自習スペースがあります。ここは、仲間や友人と相談しながら作業や学修のできる広いスペースと、電源や照明も完備され一人で集中して学修できる個別ブースに分かれています。また、ホワイトボードやプロジェクターの使えるグループ学習室もあり、予約すれば最大12人までのグループ学修が可能です。