東京都市大学/私のイチオシ
「当たり前のこと」が賑わいあるまちづくりにつながると知った
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校2年生の頃、カンボジアでの実地研修に参加する機会がありました。その際に水問題や住居、治安などの貧困地域の現状に直面しました。この経験を生かし、SDGsとまちづくりの観点からカンボジアの飢餓問題を解決することをコンセプトとしたプロジェクトを、「全国高校生MY PROJECT AWARD2019」のコンペに提出。その結果、関東大会に進出し、これをきっかけにまちづくりに対して興味を持つようになりました。
この学問のココがおもしろい
まちづくりについて学ぶ中で、当たり前と感じていたことの役割を改めて考えるようになりました。例えば何もない殺風景な道に比べ、路面店があり気軽に買い物や休憩がしやすい道に人は集まり、賑わいます。そんな当然のことを知識として生かし、まちづくりが考えられていると知り、面白いと感じました。こうした観点から、街路空間の更新・敷地レベルの更新の連携、連動を目指すビジョンを構想するという目的で、グレーター渋谷ストリートデザインビジョンというプロジェクトを研究室で行っています。私は渋谷の建物の「高さ」「テナント」「外観」を調査し、ストリートごとの特徴を探しています。
未来のまちを考えるときには、新しい変化に目を向けがちですが、「何を残すか」という保全の面も大切だと気付きました。歴史を調べると、どのような過程で今のまちになったのか、何を変えて何を残したのかを知ることができます。まちづくりを通して過去と未来をつないでいると感じられ、学ぶことが楽しくなりました。
キャンパスのお気に入りスポット
7号館2階にある「Taki Global Floor」が私のお気に入りです。開放感があり外が見えるこの場所は、居心地がよく集中できる場となっています。ソファでグループワークを行ったり、くつろいだり、個室のようなスペースで黙々と課題を行ったりと、さまざまな用途で快適に利用することができるため、東京都市大学の学生に人気の場所となっています。