東京都市大学/私のイチオシ
シミュレーションと現場視点で防災研究に挑む
建築都市デザイン学部 都市工学科 4年
O.T.さん
神奈川県立伊志田高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
河川の近くに住んでいる私にとって、毎年のように報道される水害のニュースは決して他人事ではありませんでした。自然災害そのものをなくすことはできなくても、工学の力で被害を最小限に抑え、人命を守ることはできるはずです。大学2年生で水理学に出会い、数式と実際の現象が結びつく瞬間の感動を味わったことがきっかけで、現在は「背水現象」による水害リスクを検証する氾濫解析の研究に夢中になっています。
この学問のココがおもしろい!
高校生の頃はただの景色として見ていた「水」に、多くの物理法則が働いていることを知ったのが最大のおもしろさです。例えば、勢いよく流れる水が穏やかになる「跳水」という現象が、実はダムの下流で川底が削れるのを防ぐために活用されていると知り、理論が社会インフラを守る技術として不可欠であることを実感しました。難解な現象も、一つひとつの理屈を積み重ねることで理解でき、それが安全なしくみづくりに直結している点に魅力を感じています。
キャンパスのお気に入りスポット
10号館1階にある水理実験室です。ここには、川の流れを再現する開水路や海の波を起こす造波装置など、本格的な3種類の実験装置が設置されています。最大の特徴は、教科書で学んだ「跳水」などのスケールの大きな水理現象を間近で見られることです。3年次の実験授業や研究で使われますが、知識をリアルな現象として体験し、理解を深められる貴重な学習環境であり、私のお気に入りの場所です。