和光大学/私のイチオシ
「見慣れすぎて見えなくなったリアル」に気づける学びをしませんか
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
小説を読み終わった時、劇場や映画館から踏み出した時、そしてアニメのエンディングと共にテレビやPCの電源を落とした時……世界がほんの少し変わって見えた経験はありませんか?その感覚をもたらすものこそが芸術です。
文豪の私小説はもちろん、ホラー小説もライトノベルも、演劇や映画はもちろん、アニメーションもマンガも――文学作品や文化的な作品は、見慣れすぎて見えなくなったリアルを鮮やかに立ちあげ、あなた自身の日常にひそむ闇と輝きを豊かに出現させます。
だから、文化的作品や文学作品と出会い、芸術の力を深く学ぶことは、あなたが明日を生きるための不可欠な手がかりなのです。
この学問のココがおもしろい
今まさに作られ、ここに生きる私たちがそれぞれの心の中で立ち上げる「現在」の文学や文化を学ぶとき、タブーも教科書もありません。純愛小説の何気ない描写が男女の社会的性役割(ジェンダー)の偏重を暴くこともあり、暴力的だといわれるアニメが戦争と共生を考えるきっかけになることもあり、ホラー小説を闊歩する怪物が実は私たちの社会の暗部へ警告を発していることもあり……。文学や文化の研究とは、私たちをとりまく無数の作品の綺羅星のようなイメージと並走し、今ある現実を乗り越えるためのさらなる想像をひきよせる、私たち自身の終わりのない旅なのです。
キャンパスのお気に入りスポット
他者から受け取ったイメージと孤独な格闘をすることに疲れたら、太陽の光がふりそそぐウッドデッキで、コーヒーはいかがでしょうか?通りかかったクラスメイトや先生が、次々に声をかけてくれるでしょう。今度は仲間たちと一緒に、想像力とことばを磨き上げましょう。静かな図書館で自分自身と対話するのもステキだけれど、笑ったりちょっと怒ったりしながら白熱した議論を交わせるウッドデッキがおススメです。