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仁愛大学

私立大学 福井県

仁愛大学/私のイチオシ

普段の私たちの生活には、心理学が多く関わっている

顔写真
人間学部* 心理学科 山本雅代先生

※掲載内容は取材時のものです
*2026年4月、心理学部(仮称)に名称変更予定

コレ知ってる?

「何度も目にするうちに、なんとなく好きになった」という経験ありませんか?これは、単純接触効果(ザイアンス効果)と呼ばれる現象です。単純接触効果とは、「人や物に何度も接触するだけで、それに対する好意や親近感が高まる」という心理現象です。心理学者のロバート・ザイアンスが発見したこの効果は、「慣れ親しむほど好きになる」という、とてもシンプルだけど強力な原理に基づいています。
例えば、最初は「話しにくそうだな」と思った人でも、毎日顔を合わせるうちに自然と親しみを感じるようになる、好きになる、ことがあります。また、最初は「微妙…」と思った曲でも、TVやSNSで繰り返し流れるうちに、気づけば口ずさんでいることも。また街でよく見るロゴやデザインのブランドが「なんだかカッコいい」と感じられるのも単純接触効果が影響しているといえます。
この現象は、私たちの「買い物」行動にも大きく影響しています。例えば、YouTubeやSNSで何度も流れる広告をみているうちに、いつの間にかその商品に親近感を覚え、「見たことあるから安心」「なんとなく良さそう」と感じたりして、気づけば買いたくなっていることがありますよね。つまり、購買行動と心理学には密接な関係があると言えるのです。

この学問のココがおもしろい!

最近では「意思決定」という分野について、ゲームを使って研究しています。意思決定と聞くと、なんだか難しそうで堅苦しいイメージがあるかもしれません。でも、私達の生活は、朝起きてから寝るまで意思決定の連続なんです。それはまるでゲームのようです。今日の髪型はどんな感じにしようか、どの色の服を着ていこうか、沢山あるケーキのどれを選ぶ?など…それらの決定によって人生が変わることも。どのような状況の中で、またどのような心理状況が影響して選択の決定がされるのか研究しています。
何気なく行う「選ぶ」という行為の裏側には、私たちの心理や社会の仕組みがぎっしり詰まっています。その秘密を解き明かすのが、意思決定研究であり、大変面白い研究分野です。

キャンパスのお気に入りスポット

大学構内のお気に入りスポットは、図書館です。 学びの場としてだけでなく、心を癒す特別な場所でもあります。その最大の特徴は、開放感あふれるガラス張りのデザインにあります。自然光がたっぷり差し込み、春には桜、冬には雪景色と、季節ごとの美しい風景を眺めながら読書や勉強することができます。
書籍に加え、VTRコーナーでは多種多様な映像作品や学習VTRが揃っています。友達とリサーチしたり共同学習するのも楽しいのですが、ちょっと疲れたときや、ひとりになりたい時に、図書館でヘッドホンをつけ、映像の世界に没頭すれば、心をリフレッシュさせてくれる時間となります。

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