愛知大学/私のイチオシ
裁判員模擬裁判の学びが刑法の理解を深めた
法学部 法学科 3年
二井萌衣さん
愛知県立刈谷北高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
幅広い法学の分野で、とりわけ関心を持ったのが刑法でした。刑法の「基礎演習」では“過失”や“因果関係”など抽象的な法律用語の理解と共に、判例の調べ方や法の解釈について学びました。性犯罪をテーマに男女別の犯罪者数や近年の刑法改正を研究し、まとめたものが優秀レポートに選ばれ、研究へのやりがいや面白さを実感しました。また、2年次から就職を見据え、公務員・民間企業のインターンシップや就職説明会にも積極的に足を運び、自分の可能性を探ってきました。
この学問のココがおもしろい
刑法のゼミに所属し、判例や刑事事件を基に刑事法の理論を研究しました。模擬裁判では実行委員長を務め、メンバーのスケジュール管理や役割分担を行いました。意見が衝突したり予定通りに進まなかったりと、組織をまとめる難しさに悩むこともありましたが、先生や先輩方、仲間の助言や協力で責務を果たし、大きく成長できました。準備段階ではよりリアルな裁判をめざし、事件の実況見分を行います。被告人を取り押さえる場面では、被害者との位置関係など不自然な点がないかを確認しました。このような実践的な学びが刑法の理解を深めてくれました。
キャンパスのお気に入りスポット
愛知大学名古屋キャンパス厚生棟にある名古屋図書館は、1階から3階まであり、全体で約900の座席があります。図書館の1階は、一見カフェと見間違えるほど明るく開放的な空間で、新刊本や雑誌の最新号が並べられ、その場で手に取って閲覧することができます。3階にある個人ブースは、静かな空間で集中して学習することができるので試験勉強で利用しています。また、就職活動の際には友人と一緒に残って勉強するなど、思い出がたくさんあります。