愛知大学/私のイチオシ
他民族の社会を理解し探究していきたい
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
現代中国学部の魅力は、中国語だけでなく政治経済や文化、アジアの中国語文化圏の国々について学べる点です。2年次に4ケ月間、学部生全員が中国・台湾・マレーシアのいずれかで語学や文化を学ぶ「現地プログラム」があり、私はマレーシア・ジョホールバルの南方大学学院に留学しました。マレーシアは中華系・マレー系・インド系の人々が共生する多民族国家で、民族によって日常的に話す言語も異なります。中国語や英語、マレー語など複数の言語を自在に会話する現地の学生に刺激を受けて、外国語を使って会話する楽しさを知りました。
この学問のココがおもしろい
「現地プログラム」の授業は少人数制で、すべて中国語で行われます。「美容院で希望のヘアスタイルを注文する」「天気予報の動画を作成する」など実践的でユニークな課題を通して中国語会話に慣れ、日常生活に役立つ表現力が身に付きました。また現地の学生と交流し、夜市やクリスマスマーケットを楽しみました。私の語学パートナーは日本文化に詳しいだけでなく日本語、中国語、英語も堪能で、豊富な知識とスキルに圧倒されました。中国語は飛躍的に上達し、HSK(中国政府公認の中国語検定試験)5級レベルに。現地の学生や先生とは帰国後もSNSで交流を続けています。
キャンパスのお気に入りスポット
キャンパス内のスポットではありませんが、私がマレーシアの南方大学学院に留学した「現地プログラム」をおすすめしたいです。マレーシアの文化を学ぶ授業では、チャイニーズヨーヨーやマレー伝統の太鼓、インドの絵付けなどを体験して文化の多様性を実感しました。また、日本の生活との違いを肌で感じるのは、買い物や食事に出かけたときに中華系の店では中国語、インド系やマレー系の店員には英語で会話するなど一つの国で複数の言語が飛び交うことです。このように異文化の地に身を置くことで得られた経験は、自分の中で大きな自信につながりました。