愛知大学/私のイチオシ
食を支える農家との出会いから6次産業化の可能性を探る
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校のときから食と農業に関心があり、アクティブな学びに魅力を感じて食農環境コースに入学しました。「食農環境演習」の授業では、トマト農家や畜産農家などさまざまな生産者を訪問するフィールドワークを行い、情熱をもって仕事に励む姿に感銘を受けるとともに、農業経営の難しさを実感しました。また、農業人口の減少と高齢化により、人材の確保が課題となっていることを知り、日本の農業の未来を担う若い世代の就農を促進するために何ができるか真剣に考えるようになりました。
この学問のココがおもしろい
2年の秋から始まったゼミで取り組んだ酪農家が営むジェラート店の現地調査と商品開発では、ターゲット層や価格の設定、連携する農家との調整など商品開発のプロセスを実践的に学びました。その後、農家が生産物の加工や販売・サービスを行う6次産業化に関心を抱き、ゼミの先生の勧めで豊橋技術科学大学の「6次産業化推進人財育成プログラム」に参加し、社会人向けの専門的な内容を学びました。レポート作成に苦心しましたが、考察したビジネスプランが優秀賞を受賞。「食の6次産業化プロデューサー」資格のレベル3も取得しました。
卒業後は大学で学んだ農業経営や商品開発、6次産業化の専門知識を生かし、豊橋市役所の職員として農家の方々の支援ができればと考えています。
キャンパスのお気に入りスポット
豊橋キャンパスにある「GIS実習室」が私のお気に入りスポットです。GISとは位置に関するさまざまなデータを加工・管理し、地図作成や分析などを行うシステムで、農地選定など条件に合った土地を探すことが可能です。実習室には最新のGIS(地理情報システム)ソフトがインストールされたパソコンが設置されています。そのほかにも、GPSロガーやデジタルカメラ、ボイスレコーダー、プリンターや大型スキャナなどの周辺機器も充実しており、実習授業や授業の課題など学生が自由に利用することができます。