愛知大学/志望理由
人に寄り添い、公平な裁判の実現をめざす
法学部 法学科 4年
中岡春菜さん
三重県立四日市高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
愛知大学に入学した当初は公務員をめざしていましたが、授業や演習を受けるうちに裁判所の仕事に興味を持つようになりました。愛知大学ではさまざまな事例や判例を法律の観点から考える授業が多く、「基礎演習」での簡易的な模擬裁判を通じて裁判の難しさを実感しました。行政学のゼミでは死刑制度などをテーマに議論を行い、論理的思考力が身に付きました。これらの学びから紛争解決に関わる裁判所の仕事に関心を抱き、裁判所職員の道が開けました。卒業後は地方裁判所に入職し、裁判所事務官として新しい一歩を踏み出します。
この大学を選んだ理由
愛知大学法学部は公務員を多く輩出しており、その環境を最大限に生かそうと考えました。3年次から受講する公務員試験対策講座では、膨大な出題範囲に不安を感じることもありましたが、講座の先生から「公務員試験の目的は、効率よく物事に対処する力を見極めるため」という助言をいただいてからは、1週間の計画表を作成して優先順位を決め、苦手分野は毎日勉強するなど工夫を重ねて勉強に取り組みました。公務員試験の対策を通じて限られた時間で効率的に実践する力を身に付けられたと思います。
将来の展望
「法を学ぶ」ということは、公平なものの見方や人権感覚を養うことであり、それらは人と関わる上で欠かせないものです。将来は裁判所職員として、裁判の公平性を実現する厳格さと共に、相手の立場になって物事を考え、一人ひとりに寄り添った柔軟性のある人材をめざします。