名古屋造形大学/造形学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
造形学科/美術表現領域(40名)
造形学科/視覚表現領域(70名)
造形学科/地域建築領域(25名)
造形学科/空間作法領域(35名)
造形学科/情報表現領域(70名)
所在地
1~4年:愛知
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
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●分かりにくいことを分かりやすく伝える
●物語をつくる、見る、感じる、考える、共感する
●地域社会をデザインする
本学部はアーティスト、デザイナー、マンガ家、アニメーション作家など、次の時代を切り拓く学生が集う「知と創造の森」です。より広く複合的に学びながら、自身を高めていくことが出来る"領域"を設置。さらに多くの選択肢から自分の可能性を選べます。また、指導陣は第一線で活躍するアーティストやデザイナーばかり。現場をよく知るプロだからこそ可能な、実践的な指導とともに、卒業後の作家活動や就職、大学院への進学など、将来のことも見通したサポートを行います。
【学生数】
1168人(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
37人(2023年5月1日現在)
【大学院】
造形研究科/修士課程(造形専攻[造形表現制作、造形表現構想])
造形学科/美術表現領域
【講義・学問分野】
日本画、洋画、アートイラスト、コンテンポラリーアート ほか
造形学科/視覚表現領域
【講義・学問分野】
マンガ、イラストレーション、コミックイラストレーション、グラフィックデザイン、広告 ほか
造形学科/地域建築領域
【講義・学問分野】
住環境、建築デザイン、まちづくり、インフォメーショングラフィック、住宅設計、リノベーション、エリアデザイン、景観/風景のデザイン ほか
造形学科/空間作法領域
【講義・学問分野】
インテリアデザイン、空間設計/演出、リノベーション、プロダクトデザイン、UXデザイン、クラフトデザイン(木工/金工/陶芸)、ブランディング、空間グラフィック(サインデザイン) ほか
造形学科/情報表現領域
【講義・学問分野】
コミュニケーションデザイン、3DCG、映像制作、アニメーション、ゲームデザイン、メディアアート、Webとネットワークデザイン、AI(人工知能) ほか
入学者・卒業者数
入学者数
290人- 女子生徒数
- 203人
- 男子生徒数
- 87人
卒業者数
258人- 就職者数
- 157人
- 進学者数
- 8人
学部の特色
分かりにくいことを分かりやすく伝える
メディア、ゲーム、デザイン、3DCG、イラスト、AIなどを通じて、「分かりやすく伝える」「見て分かるとはどういうことか」その考え方や技術を学びます。
物語をつくる、見る、感じる、考える、共感する
「物語をつくる・見る・感じる・考える・共感する」を軸に、マンガ、アニメーション、CG、映像、グラフィックなどの方法とプロセスを学びます。
地域社会をデザインする
「どうしたら美しい地域社会ができるだろう」をテーマに、地域社会をデザイン。その設計やまちづくりを考えます。
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学べること
造形学科/美術表現領域
美術作品のつくり方、考え方から芸術理論の根幹までを幅広く学ぶ
従来までの、油画、日本画、彫刻、コンテンポラリーアートという分野に分けるという考え方は、それぞれの分野の純粋性・自立性を保つためには有効ですが、その相互の関係を構築するためにはむしろ弊害になっている傾向もあると思います。それぞれを美術表現領域という一つの研究領域に統合した上で、それぞれの研究者が相互に関わり合い自由に活動できる環境をめざしたいと思います。美術表現領域は、美術とは何か、芸術とは何か、という本質的な問いかけを含んでいます。正確に言えば “美術理論” というべき領域です。大学教育の芸術理論の根幹を担います。
【授業・講義】
コンピューター&メディアリテラシー
「Illustrator」「Photoshop」などの基本的なデザインソフトの操作方法などを学び、展覧会の開催や名刺の作成、ポートフォリオ制作など自己プロデュースするための技術を習得します。
造形学科/視覚表現領域
「物語をつくる・見る・感じる・考える・共感する」方法とプロセスを学ぶ
すぐれた文学作品の情景描写は、その情景の中にいる登場人物の内面をも描写します。読者はその情景を想像し(頭の中で映像化し)、登場人物の心の動きを想像することができます。一方でマンガという表現形式はその情景を映像として描写します。すぐれたマンガ作品においては、活字による説明がなくても、読者はその登場人物の心の動きを推し量ることができます。それはアニメーション、グラフィックデザインなどの表現形式にも強い影響を与えたと思います。その作品性の中心は、読者と登場人物に仮託された作家との会話です。こうした画像作品の作品性は、二十世紀の日本で文学作品としての一つの高みに達したと思います。その総体を映像文学という新たな研究領域として立ち上げます。
【授業・講義】
アニメーション基礎
視覚表現領域では、それらの総体を映像文学という新たな研究領域として立ち上げ「物語をつくる・見る・感じる・考える・共感する」を軸に、マンガ、アニメーション、CG、映像、グラフィックなどの方法とプロセスを学びます。
造形学科/地域建築領域
地域社会をデザインする、その設計や美しいまちづくりを考える
「建築」「インテリア」分野という考え方は、建築空間をあまりにも狭い研究領域に閉じ込めてしまっていると思います。建築空間とは「それ自身であると同時に周辺地域社会との関係」です。建築と周辺環境・地域社会との関係を強く意識した研究活動をめざしたいと考えます。それは同時に一つの領域性を持った地域社会(地域社会圏)の構築をめざすことだと思います。都市環境のためのサイン・デザイン(グラフィック・デザイン)、あるいは地域社会に固有の交通機関(プロダクト・デザイン)のような新たなデザイン活動が創造されることをめざします。
【授業・講義】
椅子の制作
椅子の歴史やデザイン、人間工学、力学的特性を学び、椅子のデザインと設計を行います。木材の特性を生かして実際に椅子を制作します。実際に物を作ることを通じてデザインを考える機会であり、美術大学の特徴となっている課題です。完成後には展覧会で展示を行います。
造形学科/空間作法領域
作法とは何かを考え、美しい作法を手助けするデザインを学ぶ
私たちの日常のさまざまな身体行為は、ただ自己の意志のみに従って行われているわけではありません。他者に対する気配りと共にその行為を行っています。一つの空間の中において、他者に対する気配りと共にある身体行為は「作法」と呼ばれています。身体行為に伴う物のデザインとは、プロダクト・デザインやファッション・デザイン、アクセサリー・デザイン、グラフィック・デザイン、インテリア・デザインあるいはカトラリー・デザインもそうだと思います。そうしたデザインをただ機能に基づくデザインと考えるのではなく、“他者と共に居る空間” の中で他者への気配りとして考える、それが空間作法という考え方です。
【授業・講義】
キャンパスリニューアルプロジェクト
現役インテリアデザイナーの溝口先生と学生たちでキャンパス内を美しい空間にするプロジェクト。2017年の学食、2018年の学生ホールに取り組みました。また、溝口スタジオでは一級建築士資格も取得可能で、理論と実践を同時に学ぶことができます。
造形学科/情報表現領域
「分かりにくいことを分かりやすく伝える」「見て分かるとはどういうことか」その考え方や技術を学ぶ
数値化された情報や文字を含めた情報を、視覚(聴覚、触覚)の情報として表現することによって、発信者と受け手との関係は劇的に変わります。医療、教育、行政・政治、遊び、ビジネスといったさまざまな現実世界における、人と人の間に存在する楽しさや悲しさなどを含んだ感情・感覚について考え、AI などの先端メディアテクノロジーと、人々の心を動かすイラストレーションなどのアナログ表現との組み合わせを軸に、Web やアプリ、ゲームなどのさまざまなコミュニケーションツールをデザイン、エンターテイメント、アートとして表現していきます。
【授業・講義】
プロジェクションマッピングプロジェクト
博物館明治村などでプロジェクションマッピングを行なっています。その他4K映像やデジタルサイネージ、リアルタイムレンダリング技術などを利用したさまざまなエンターテイメントコンテンツの開発に取り組んでいます。プロジェクションマッピングは建物などに、3DCGやアニメーション、実写といった映像ソースを投射し、建物の形や特徴を利用したエフェクトで演出します。テーマや演出、映像制作、設営まで、情報表現領域の学生と教員が手がけています。
問い合わせ先
【住所・電話番号】
名古屋市北区名城2‐4‐1
入試・広報センター
(052)908‐1630
【FAX】(052)908‐1621
【URL】
造形学部の主な就職先
名古屋テレビ映像、Cygames、プラチナゲームズ、クリーク・アンド・リバー社、exsa、CTW、RIZ、V Language、インビリティー、 ビー・トライブ、A-1Pictures、シャフト …ほか
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