鈴鹿大学/志望理由
医療と教育の知識を兼ね備えた
養護教諭をめざして
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
私は小学生の頃から学校が大好きでした。友達とおしゃべりしたり、毎日の授業で新しい知識を学べたり、季節のイベントがあったりと毎日を過ごしていく中で、楽しく学べる環境を提供できる小学校教諭になりたいと思っていました。そして今、私がめざしている養護教諭になりたいと思ったのは、高校2年生の時です。身近な人の死を何度か経験し、見届けることしかできなかった自分に悔しさを覚え、「医療と教育」の2つの知識を兼ね備えた先生になりたいと考えはじめました。
小学生時代、みんなに愛される養護教諭がいました。その先生は廊下ですれ違うたびにいつも元気に明るく挨拶をしてくださり、けがをしたときに保健室に行けば、すぐに手当てをして安心させてくれました。また、危ない遊びをしている子を見かけたら、事故を防ぐためすぐに注意するような、私にとって憧れの存在でした。私もその先生のように、日頃から児童・生徒の健康や行動の観察を行い、早期発見・早期治療に努めることはもちろん、心のケアや保護者支援なども幅広くサポートできる養護教諭になりたいと思っています。
この大学を選んだ理由
鈴鹿大学に進学した理由は3つあります。1つ目は、三重県で働きたいと思っていたからです。「三重県の養護教諭になるのであれば、県内の大学に進学し、養護教諭第一種免許状を取得したい」と考えて大学を調べたところ、鈴鹿大学を見つけました。さらに調べていくと、少人数指導を行っていることにも魅力を感じました。
2つ目は、大学の雰囲気がよかったことです。私は高校生時代、鈴鹿大学のオープンキャンパスに5回参加しました。毎回スタッフの方が優しく声がけをしてくださったり、先生と学生の仲のよさを見たりするうちに「とても雰囲気がいい大学だな」という印象を持つようになりました。さまざまな大学のオープンキャンパスに行きましたが、その中で鈴鹿大学の体験授業が一番楽しかったことも決め手になりました。
3つ目は、設備が充実していることです。大学内には看護実習室や模擬保健室があります。そこでは、実際に起こりうる体調不良などの事例について、シミュレーターを使って問診を実践的に学べると知り、そのシステムにとても驚きました。また、蔵書数の多い図書館には教育から国際的なものまで、さまざまな分野の本がそろっている点もとても魅力的でした。
社会との関わり
こども教育学科には、「社会学」や「宗教学」といった講義があります。「社会学」では、男性養護教諭の実態やSOGI(性的指向と性自認)など現代社会におけるさまざまな課題を考察することで、社会学的な視点を身に付けることができます。また、「宗教学」では、多文化共生の実態やあり方を学ぶことによって、宗教への理解が深まります。
こうした学びは、「常識」「当たり前」といった私の中に染みついた固定観念を見つめ直すきっかけとなり、“自分の価値観を高め、他人の価値観を受け止めて理解する”というスキルを身に付けることができました。教育現場では、児童・生徒や保護者、社会の動向に合わせた柔軟な対応が必要になります。今はこれらの講義で学んできたことや、これから知る現代社会の多様な問題についても理解を深めていきたいと考えています。多様性を尊重し、受け入れていくためにも「履修してよかった」と思える講義でした。