佛教大学/私のイチオシ
考古学に夢中!図書館の膨大な資料を活用し、弥生時代の遺物を研究
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校生の時、日本史の教科書に掲載されていた出土状況の写真を見て考古学に興味を持ち、長期休暇を利用して島根県の発掘現場を訪れました。展示されていた数々の出土遺物や、その説明を読んで、文献資料がない時代のことでも、発掘によって当時の生活や社会をうかがい知ることができることに感動し、歴史学全般を深く学びたいと思いました。
考古学は物質資料を手がかりに歴史を再構築する学問であり、ベースとして時代背景や隣接する地域・時代についての知識が必要となります。現在は、そういった網羅的な知識を学びつつ、ゼミ配属に向けた準備に取り組んでいます。ゼミでは、弥生時代の遺物について研究したいと考えています。
この学問のココがおもしろい!
考古学というと、縄文や弥生、古墳の時代をイメージされるかと思います。しかし実際は、地球上に人類が出現して以降、現在のこの瞬間に至るまでの全てが研究対象です。もちろん時代によって扱う物などは異なりますが、その検討方法には通ずるものもあります。
例えば、遺物の年代決定法の一つに「型式学的方法」があります。これは「物の形態は前代の形式を模倣しながら少しずつ変化する」という考えに基づいた分析方法です。古代の土器や埴輪の変遷、十二単から振袖への変化、近現代においては列車や公衆電話、スーツの袖のデザインなど、この分析方法が適用できます。装飾性が増していったり、実用的でシンプルになっていったりと方向性はそれぞれですが、「何かの目的に即して合理的に変化していく」という点は、いつの時代も共通しているところに興味深さを感じられます。
このような時代や有史の別を越えて共通する人類の感覚を知るたびに、この学問の面白さを再認識します。
キャンパスのお気に入りスポット
私が取り組んでいる弥生時代は、全国の出土例を比較検討することが重要です。そのため多くの資料が必要になりますが、佛教大学の図書館はこの点で非常に頼りになります。約114万冊の蔵書を誇っており、各学部学科の学習に活用できる書籍が多く存在します。特に私がよく使う考古学の資料も、近畿を中心に多数収蔵されているため、必要な情報や疑問に思ったことを即座に調べられ、いつも助かっています。また、館内には大学が所有する文化財も展示されており、2か月おきにさまざまな物品を観覧できるところも魅力です。