立命館大学/私のイチオシ
小さな世界の新しい可能性を探る
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
普段から持ち歩く機械にはスマートフォン、イヤフォンがあります。それらには小さな機械が驚くほどたくさん搭載されていますが、小さな機械から見た世界は、私たちが見る世界と大きく違ってきます。ゾウとアリの見ている世界が異なるように。
モノが小さいということは、言葉通りサイズが小さくなるし、軽くもなります。私たちがナノ(ナノメートル:10億分の1メートル)になったら何が変わるか想像してみます。まずアメンボのように水の上を歩けるようになるでしょう。でも、実は空気がとても重く感じられて、水や泥の中にいるかのように前に進むことが難しくもなります。その分タンポポの綿毛のように空中を漂うことが可能にもなります。こんなふうに小さくなれば世界が変わります。ゾウは自分の背の高さから落ちたら骨折するでしょうが、アリは自分の背丈の10倍の高さから落ちても平気でいるでしょう。
小さな世界で起きていることを正確に知ることで、小さな機械を最大限に活用できるようになるのです。
この学問のココがおもしろい!
モノが小さくなると壊れやすいのか壊れにくいのか。もちろん同じ1kgのモノを大きさ1mのモノと1μm(マイクロメートル)のモノにのせたら小さい方が簡単に壊れます。でも100万分の1同士(1mには1kg、1μmには1mg)で考えると、実は小さい方が十分に強くて、1kgに耐えられないモノが小さくすると1mgには耐えて壊れないことがあるのです。
私はどれくらい小さくなるとどれくらい強くなるかに興味をもっています。さらには小さくなると熱や水(高湿度)などの周りの環境にどのように影響を受けるかを研究しています。これらの成果は、例えばスマートフォンの中の部品の壊れやすさ(壊れにくさ!)を調べることにつながっています。
キャンパスのお気に入りスポット
キャンパスの中心を歩いてもらいたいです。とくにキャンパスプロムナードと呼ばれている両側に建物が並ぶメインストリートは、散歩にも最適なエリアになっています。私も授業の時にはこのプロムナードを通って、軽やかな木々とささやかに流れる水場の真ん中を歩いて自分をリフレッシュさせながら教室に向かいます。ところどころにあるベンチで学生たちがノートを広げていたり休んでいたりする光景も授業期間では見られます。
そのほかスポーツ健康コモンズやメディアセンター(図書館)などの建物はどこの神殿!?と思うような佇まいをしているので、ぜひご覧ください。