大阪体育大学/私のイチオシ

現在、メジャーリーグ・ベースボール（MLB）では多くの日本人選手が活躍しています。
彼らの年俸が日本のプロ野球在籍時と比べて高額なことに驚いたことはありませんか？MLBのチームはなぜそのような金額を支払えるのでしょうか？彼らの活躍はテレビや新聞などで連日報じられています。その報道はファンの心にどのような影響を与えるのでしょうか？彼らは、特定のスポーツブランドとスポンサー契約をしています。彼らの活躍によってそのスポーツブランドの売り上げは伸びるのでしょうか？
これらの疑問は、スポーツマーケティングという学問で学ぶことができます。

スポーツマーケティングという学問は、スポーツ自体を発展に導くマーケティングと、スポーツを使ってビジネスや社会を発展に導くマーケティングの二つの側面をもっています。
私もこの二つの側面から研究を進めています。まず、スポーツファンの特性と行動メカニズムの解明です。熱狂的なファンとにわかファンの違いは？スタジアムで試合を観ることで満たされるニーズは何？このような研究を進めることでスポーツチームの集客戦略の視点も見えてきます。
次に、スポーツのビジネス的価値と社会的価値の解明です。スポーツチームや選手のスポンサー企業のメリットは何？スポーツイベント開催が地域に与える社会的効果は何？このようなスポーツの機能的価値の解明から、スポーツの本質的価値も見えてきます。マーケティングでスポーツの発展に貢献し、スポーツでマーケティングを学んでその能力を培う、この両側面がスポーツマーケティングの面白さです。

スポーツマーケティング、スポーツマネジメント、スポーツビジネスというキーワードに関心のある方は、本学オープンキャンパスで、ぜひこの分野の「体験授業」に参加してください。この学問は、理論と実践が融合しながら構築そして発展しています。学びながら挑戦し、挑戦しながら学べる学問の面白さを体感してください。
そして、本学の「充実したスポーツ・研究・教育施設」と「いろいろな部活の練習」を見てください。スポーツマーケティングの理論を学び、スポーツを実践しながらスポーツマーケティングを学び、それらを融合させながら自己成長できる環境が学内にあります。