大阪電気通信大学/私のイチオシ
深層学習技術の研究を進め、医療分野に貢献したい
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校時代、友人に誘われて俳句部に入ったものの、俳句を作るのは難しく、作成を自動化しようと思いついたことがきっかけです。
当時は、機械学習に関する本に記載されているプログラムを真似して実行するだけでしたが、稼働した時には大きな達成感がありました。
私は情報だけでなく、経済にも興味があったため、両方学べる学科がある文系の大学に進学しました。1年次から外部の情報学の勉強会に参加し、1か月ほどエンジニア職のインターンを経験してみてわかったことは、文系と理系では学ぶ内容に大きな隔たりがあることでした。またエンジニア職は理系学科出身者しか採用しない企業が多いことも知り、文系の大学を中退し、大阪電気通信大学に入学しました。
この学問のココが面白い!
現在学んでいる深層学習技術は、コンピュータが大量のデータからパターンや特徴を学習・認識し、予測する技術です。医療分野でも活用が進んでおり、CTやMRIの画像解析に活用することで、臓器の腫瘍の自動検出などが可能となります。しかし、深層学習には大量のデータが必要であり、医療用画像をそこまで多く集めることは容易ではありません。
この課題を解決するため、私は生成AIを活用した研究を行っています。医療用画像を人工的に生成できれば、深層学習のデータセットを水増しさせることができます。これにより、腫瘍の検出精度の向上もめざせます。
キャンパスのお気に入りスポット
私がオススメするスポットは、大学のキッチンです。研究室で研究に集中して取り組んだ後、疲れた頭をリフレッシュさせるため、このキッチンでコーヒーブレイクを楽しんでいます。また、ほかの学生と談笑したり情報交換をしたりする、私にとって大切な場所です。
さらに、キャンパス内には学生ラウンジや図書館など、学生がリラックスしたり、集中して勉強できる快適な空間が多数存在しています。