関西医療大学/保健医療学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
理学療法学科(60名)
作業療法学科(40名)
臨床検査学科(60名)
はり灸・スポーツトレーナー学科(50名)
ヘルスプロモーション整復学科(40名)
所在地
1~4年:大阪
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
保健医療学部の偏差値を見るプロフィール
●東洋医学と西洋医学の双方向から学ぶと同時に、豊富な実技科目で臨床技術を修得
●段階的に実習を取り入れ、実践力を身につける
●ベルリッツと連携した医療英語プログラムを導入。英語を学ぶ楽しさを実感しながらステップアップ!
“治せるセラピスト”として確かな知識・技術が修得できる「理学療法学科」、身体だけでなく、心の病も診ることができる人材を育成する「作業療法学科」、高い臨床検査知識・技術と実践力を持つ人材を育てる「臨床検査学科」、専門性の高い鍼灸師と、その資格を生かしたアスレティックトレーナーを育てる「はり灸・スポーツトレーナー学科」、柔道整復師の知識と技術をベースに人々の運動指導や健康づくりをサポートできる人材をめざす「ヘルスプロモーション整復学科」の5学科を設置しています。
【学生数】
899人(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
67人(2024年5月1日現在)
【大学院】
保健医療学研究科 保健医療学専攻
理学療法学科
【講義・学問分野】
理学療法概論、人体の構造、人体の機能、基礎運動学、スポーツ理学療法特論、臨床心理学概論、義肢装具学、物理療法学、東洋医学概論、東洋医学と理学療法特論、臨床実習 など
作業療法学科
【講義・学問分野】
作業療法学概論、人体の構造、人体の機能、基礎運動学、リハビリテーション概論、基礎作業学、作業療法評価学総論、臨床実習、キャリア形成セミナー、芸術療法概論、研究法応用 など
臨床検査学科
【講義・学問分野】
人体の構造、食品栄養学、病理診断学、薬理学、血液検査学、臨床化学検査学、免疫検査学、微生物検査学、画像検査学、エキスパート検査学、臨床病態学、医用工学概論、細胞診断学 など
はり灸・スポーツトレーナー学科
【講義・学問分野】
東洋医学総論、鍼灸基礎実習、リハビリテーション論、医学概論、経絡経穴学、スポーツ鍼灸特論、トリガーポイント鍼療法、インターンシップ実習 など
ヘルスプロモーション整復学科
【講義・学問分野】
コミュニケーション学、基礎運動学、運動生理学、整復評価学、子どもの発達と健康、健康運動実習、スポーツコーチング論、柔道実技、リスクマネジメント論、フィットネス実習、アロマセラピー、ヨーガ など
学部の特色

東洋医学と西洋医学の双方向から学ぶと同時に、豊富な実技科目で臨床技術を修得

カリキュラムは、基礎から応用へと段階的に学べるよう配置され、人体のしくみや働きを確実に理解したうえで専門分野に進めるよう編成されています。また、西洋医学に関する科目を幅広く開講するとともに、東洋と西洋の医学の接点を探る附属診療所を設置。最新の設備・機器を活用し、現代医療の多様なニーズに応える力を養います。

段階的に実習を取り入れ、実践力を身につける

臨床教育を重視しており、段階的に臨床実習に取り組んでいます。本格的な実習を前に、理学療法学科では附属診療所で臨床の現場を見学し、トレーニングします。実習体験を重ねることによって本格的な学外実習で力を発揮することができ、各施設から高い評価を得ています。また、実践力を身につけるために、実習時間も豊富に設けています。

ベルリッツと連携した医療英語プログラムを導入。英語を学ぶ楽しさを実感しながらステップアップ!

医療現場のグローバル化が進んでおり、外国人患者に対応する機会が多くなることが予測されます。
本学では一部の学科で、ベルリッツとの提携による医療英語プログラムを実施しています。英語が苦手でも大丈夫。入学時に「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を測り、習熟度別クラスで無理なく英語力を高めます。ベルリッツのネイティブ教員による活気のある授業で、学生のやる気を刺激しています。
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学べること
理学療法学科

障がい回復はもちろん、新分野におけるリハビリの専門家をめざす
障がい回復の手助けをはじめ高齢化による慢性疾患や神経疾患、スポーツ分野の理学療法に携わる理学療法士を育てる学科です。東洋医学と連携し、業界でも評価の高い先進的な学びを実践。さらに現場を重視し、実習前に附属診療所を見学しトレーニングします。実習体験を重ねることによって本格的な学外実習で力を発揮することができ、各施設から高い評価を得ています。
神経難病や精神疾患に対する理学療法をはじめ、スポーツ障がいや健康スポーツにおけるリハビリテーションの臨床・研究も推進。理学療法士が活躍できる場を開拓すると同時に、新たな分野にも対応できるリハビリの専門家を育成します。
【授業・講義】
理学療法と東洋医学が融合した独自のカリキュラムで、多彩なスキルを持った理学療法士に
障がいを抱えてしまった人々の機能回復をサポートし、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)を向上させる理学療法士。高齢者から子ども、日常生活レベルからスポーツ活動レベルまで活躍の場が広がる中、東洋医学の知識や技術を取り入れた「経穴刺激理学療法」も学び、「医師の指導の下、治せるセラピスト」の育成をめざします。
スポーツ領域における理学療法では、代表的なスポーツ外傷を取り上げて、受傷機転の理解やスポーツ動作を分析し、問題点を把握するとともに、再発予防のポイントとスポーツ障がいに対する具体的な理学療法を考えます。
作業療法学科

一人ひとりの可能性を引き出し、豊かな生活の実現を支援する作業療法士の育成
乳幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の対象者のそれぞれの想いを実現する―それが作業療法士の使命です。病院から地域・在宅に至る広いリハビリのニーズに対応できるよう、基礎医学から作業療法理論の知識と技術を身につけます。臨床現場における合計24週間の実習を通じて、身体・精神・老年期・発達など多彩な領域の知識を学び、理論と実践に基づく技術を磨きます。障がいをもつ方々の日常生活が体験できるADL室、作業の治療効果を確認する作業治療学室、遊具や姿勢保持具などが完備されたレクリエーション室など、充実した設備を完備し、よりよい作業療法が提供できるよう学習をサポートします。
【授業・講義】
多彩な作業療法領域を学び、段階的に実践力を身につけられる臨床実習
1年次は大学入門セミナーを通して、大学での学修を円滑に進めるためにレポート作成、プレゼンテーション方法などの基本的な学修方法を修得します。また、リハビリテーションの基盤となる解剖学、生理学など人体の構造と機能について学びます。2年次以降は、基礎医学や疾患についての知識、身体・精神・老年期・発達領域の評価や治療方法など、多彩な分野にわたる専門的な授業を展開し、作業療法の専門性を学びます。また、臨床実習は1年次から4年次まで毎年行われ、段階的に実践力を身につけられるカリキュラムとなっています。
臨床検査学科

正確に検査・判断できる臨床能力と患者さんを思いやる豊かな人間性、チーム医療の一員として職責を果たせる対応力を育む
病態を的確に把握した上で正確に検査を行い、科学的根拠に基づいた判断ができる臨床能力を養います。また、臨床検査技師は、心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、MRIによる画像検査など、直接患者さんと接する生体検査業務も担うため、患者さんの心理状態や精神状態にまで思いを至らせることができる豊かな人間性を兼ね備えた臨床検査技師を育てます。
現在の医療は、医師を中心にさまざまな医療従事者がチームを組んで患者さんに対応しています。そのため、他職種についても理解を深め、お互いの信頼関係のもとで医療を展開できるコミュニケーション力と医療人としての自覚を養います。
また、がん細胞の有無や程度を判断するスペシャリスト「細胞検査士」の養成カリキュラムを導入。がん医療へのニーズに対応し、幅広いフィールドでの活躍をめざします。
【授業・講義】
エキスパート検査学
スペシャリストとしての臨床検査技師をめざし、自分の得意とする分野の技術・知識を積み上げます。例えば、超音波診断、細胞診(がん細胞の発見)、病原微生物、顕微鏡術(細胞、組織)、病態解析など時間をかけて学びます。
はり灸・スポーツトレーナー学科

スポーツ医・科学に強い鍼灸治療家(鍼灸師)の育成をめざす
スポーツ現場での「救急対応」、症状改善に向けた「鍼灸治療」、症状が繰り返さないための「傷害予防」まで、人を健康に導く過程を横断的に学びます。身体の痛みや内科的な症状の改善が期待される鍼灸と、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の教育プログラムを融合したことで実現できています。
学生のうちから現場に出ることを想定し、実技授業(テーピング、ストレッチ、救急対応など)を早期から実施します。上級生になると東洋医学の知識が深まります。運動器の症状(スポーツ傷害など)に強い鍼灸治療家をめざしつつ、内科的症状や難病、美容の領域まで可能性を秘めている鍼灸の世界を学んでいくことになります。
【授業・講義】
多種多様な競技、カテゴリー、対象者に関わる機会を設置
附属の鍼灸治療所ではさまざまな症状を治療する教員(鍼灸師、アスレティックトレーナー)を間近で見学し、臨床技術を養います。また、トレーナー領域では学外に出て、プロから学生選手、スポーツ愛好家までさまざまな対象者にサポートする機会を準備。近年では、各競技のプロチームにインターン実習の機会を数多くいただいています。
ヘルスプロモーション整復学科

治療から運動・健康指導まで、健康づくりのエキスパートをめざす
柔道整復師のノウハウに基づくケガの応急処置はもちろん、人々に運動を指導し、健康づくりに貢献できる人材を育てる学科です。西洋医療に代替・伝統医療を融合させた「統合医療」の分野にも着目。各専門分野の講師陣を迎え、アロマセラピーやヨガ、太極拳、マイオケア(筋肉治療)などの新しい医療分野の知識・技術も広く学びます。
本学科のカリキュラムは、柔道整復師の国家試験受験資格や健康運動実践指導者、スポーツプログラマーなどの資格取得に対応。医療機関をはじめ、運動施設やフィットネスクラブ、福祉施設、独立開業など幅広い進路を選ぶことができます。
【授業・講義】
柔道整復の技術と柔道の実技に加えて、基礎医学や診断学、臨床医学についても幅広く学び、実際の現場で実践力を養う
柔道整復の技術に加え、運動器や骨全般の動きを実践的に理解するために柔道の実技も修得。さらに解剖学や生理学、病理学といった基礎医学や、診断学、整形外科学、内科学などの臨床医学についても幅広く学びます。未病(病気になる前)の段階から人々の健康に貢献できる、運動・癒しの分野の科目も充実しています。
また、附属接骨院とスポーツ現場での臨床実習を、3年次より実施します。実際の臨床の現場で患者さんや選手などとコミュニケーションを取りながら、柔道整復の理論・実技を実践的に身につけます。さらに、応急処置や治療機器の取扱いも体験することで、現場の即戦力となる実力をしっかりと養います。
アドミッションポリシー
<学生に求める意欲>
<理学療法学科>
1.周囲の人々と協調して成果を成し遂げたい
2.理学療法士として社会に貢献することを目指して熱意をもって学びたい
3.リハビリテーションチームの一員として障がいを抱える人たちの社会復帰を支えたい
4.自由な発想と強い好奇心で理学療法に関する課題を探究し解決したい
<作業療法学科>
1.“その人らしい生活”を送りたい人たちに寄り添い、作業療法で支援したい
2.作業療法の力を発揮して障がいを抱えた子どもや高齢者の生きがいを支えたい
3.リハビリテーションの専門的な知識と技術をいかして作業療法の発展に取り組みたい
4.自由な発想と強い好奇心で保健・医療・福祉領域の課題を探究し解決したい
<臨床検査学科>
1.自らの考えで行動できて、課題を解決したい
2.保健医療を通じて、臨床検査技師として世の中に貢献したい
3.臨床検査技師として科学的な思考を基に、保健医療の発展に貢献したい
4.周りの人と協調して、物事を前向きに進めていきたい
<はり灸・スポーツトレーナー学科>
1.病気やスポーツ傷害をもつ人たちの回復を鍼灸師・スポーツトレーナーとして支えたい
2.保健医療やスポーツ現場の課題を患者や選手、多くの専門職と共有できるコミュニケーション能力を高めたい
3.自由な発想と旺盛な探究心で課題や疑問を積極的に解決したい
4.予防医学の考えをいかした鍼灸治療やトレーニング指導をしたい
<ヘルスプロモーション整復学科>
1.柔道整復と健康づくりに関する知識と技術を習得して社会貢献できる医療人になりたい
2.専門的な知識と技術を身につけ、幅広い分野で実践したい
3.社会にある問題や課題を発見し、その解決に向けて取り組みたい
4.柔道整復師と健康づくりの専門家として、地域社会を支えたい