安田女子大学/卒業後の進路
小学校教諭としてさまざまなことに挑戦し続ける
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
幼稚園の先生になることも考えましたが、小学生の頃、学級担任の先生に憧れたことや、友達に勉強を教えたときに、「わかった!」と言ってもらえて嬉しかったことなどをきっかけに、小学校の先生になりたいと思うようになりました。
英語も好きだったため、安田女子大学で中学校教諭(英語)の一種免許状も取得しましたが、就職の際は元々めざしていた小学校教諭の教員採用試験を受け、合格することができました。試験合格に向け、学科で開講されていた試験対策の補講に出席して勉強したり、就職後について不安があったため、試験の出願前に大学のキャリアセンターに伺い相談したりしたこともありました。
教員免許を活かした就職先が、教員以外にもあるというお話を聞いて、就職に関して幅広い視野をもてたことで、安心して試験に臨むことができました。
キャリア選択のポイント
教員になりたいという意志が強かったので、大学選びの時点でその目標を叶えられるところを考えていました。
安田女子大学では、教員であった先生や現役で働かれている先生のお話を聞く機会がたくさん設けられ、実際に教員として働くということをイメージしやすくなりました。特に、学校教員は働き方が問題視されている職業であることから不安が大きかったのですが、先生方が感じてきたやりがいや子どもたちとのエピソード、失敗談、プライベートの過ごし方など、さまざまなお話を聞くことができ、子どもたちの成長に立ち会えることへの期待や希望をもてるようになりました。
また、大学2年次から取り組んだ教育実習では、実際に「先生」と呼ばれることを経験し、その責任感や自分の未熟さに気づくことができました。目の前で子どもたちの成長を感じられる瞬間に出会えた時、自分自身の成長も実感でき、短期間でありながらも教員としてのやりがいを感じ、この先もたくさんの子どもたちと出会って一緒に成長していきたいと強く思うようになりました。
今後の夢・目標
未来をつくる子どもたちを育てる小学校教諭には、求められる課題がたくさんあります。
教える立場である教員として、社会に適応できる人材を育てられるよう、自分自身も学ぶことをやめないでいたいと思っています。ICTの活用や英語以外の言語の学習など、さまざまなことに挑戦し続ける先生でありたいと考えています。
また、学校の先生たちが今よりもっと働きやすい環境を作りたいと思っています。日本の学校教員の働き方は、小学校に限らず、以前より問題となっており、少しずつ改善されてきていると言われていますが、それでも教員一人ひとりの負担や仕事量はいまだに多いです。
勤務時間を減らすことばかりに注力するのではなく、そのために何を改善する必要があるのか、実際に教員として働きながらしっかり考えていきたいと思っています。教員としてキャリアを重ねた後は、学校組織の中でそれを実行できるよう貢献していきたいと考えます。