神奈川歯科大学短期大学部/私のイチオシ
患者さん一人ひとりに合った歯科予防処置ができる歯科衛生士へ

※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
幼い頃から歯の検診に通っていたことから、歯科衛生士の存在が身近にありました。また、私の生えたばかりの永久歯に色調異常があったことで歯について調べ始め、自分で学んで治療法を選択したいと思うようになり、歯科衛生士をめざすことを決断しました。国家試験合格に向けて、病院、小学校、保健福祉施設での臨床実習で実践的な技術や専門知識を学んでいます。
この学問のココがおもしろい!
大学に入学する前は、歯科衛生士について、「歯磨きの仕方を教えてくれたり、歯をきれいにしたりする人」や「歯科医師の助手をする人」といったイメージを持っていました。実際に入学してみると、歯ブラシの動かし方や歯磨き粉の種類、歯ブラシと併用する補助器具の使い方などを詳しく学びました。また、患者さんの症状に合わせて歯科予防処置を選択し、指導計画を作成、実行する実習もあります。患者さん一人ひとりが抱えている問題や、身体の調子を考慮しながら指導計画を立てたときには、一連の業務を習得できた達成感ややりがいを感じました。治療の補助を行うときも、その場の状況に合わせて治療の順番を変更したり、患者さんの負担を考えながら器具の選択をすることはとても興味深かったです。そのような経験から、「この場合はどうするのだろう」と考えながら実習に臨むようになりました。
キャンパスのお気に入りスポット
歯科衛生学科の授業や実習は3号館で行います。建物の中には4つの実習室があり、それぞれの授業内容に合わせた実習室を使います。歯科医院で実際に使われている「ユニット」と呼ばれる専用のイスがあったり、臨床で使われる歯科材料を扱う教室もあります。2025年3月には一部リニューアルが行われます。
2年次後期からは、学内実習で学んだことを附属病院で実践します。歯科衛生士が行う保健指導の見学や実践、歯科医師の治療の補助を行うことで、学内で学んだことの本質や臨床での流れへの理解が深まります。学内実習と病院実習における患者さんへの口腔ケア実践では、緊張感が全く異なるため、医療人になることの責任をより感じます。