比治山大学短期大学部/卒業後の進路

幼い頃から絵を描くことが好きで、地元の広島で美術を学べる学校へ進学したくて比治山大学短期大学部の美術科に進学しました。在学中は洋画コースを選択し、就職活動はもともとデザイナーに興味があったのでグラフィック分野をメインに進めていきました。
現在は広島東洋カープでグッズのデザイン、ホームページのバナー制作やビジョンの画像制作を担当しています。

在学中に資格取得対策講座を受講して、色彩検定を取得しました。自分の作品づくりに活かせるだけじゃなくて、就活でも履歴書に書くことができたり、将来の仕事にも生かせたりできました。
短大は就活期間が短くてインターンシップに参加する時間が取れないため、いくつかボランティア活動を経験しました。そのうちの1つではアニメーションを作るソフトを知ることができて、自分の知識を深めることにもつながりました。

自分が手掛けたデザインが製品化されているのを見た時は、やっぱり喜びが大きいです。
公式グッズの中で靴べらを担当した時は、いろんな案を出した中で、最終的に昔ながらの和柄と野球のアイテムを組み合わせたデザインが採用となりました。デザインをするうえでは自分が面白いと思ったことを形にするのが大事だと常々思っており、アイデアのストックも自分なりにたくさんしてきたのですが、今回の靴べらの制作を通して使う人をちゃんと想定したデザインをすることの大切さを改めて感じました。
商品の特性上ある程度男性向けという前提があったのですが、男女兼用のようなデザインになったこともあり、完成までに時間がかかってしまい、まだまだ力不足だなと思う部分も多くありました。求められていることへの理解をもっと深めていくことが今後の課題です。