関関同立をめざすキミへめざせ志望校合格!併願戦略3か条

難関校の合格に必要なのは、
日々の努力と緻密ちみつな“併願戦略”。
昨今の入試動向から志望校選び、
出願のポイントまで、
今、押さえておくべき情報をご紹介します!

入試傾向分析講座

関関同立編

過去の入試問題から見えてきた、関関同立の英語・数学・国語の出題傾向を紹介します。どんな問題が出題されているか、また過去問演習を通してどのように対策すればいいか、大学別のページでチェックしておきましょう。

※学部や入試方式によって出題傾向は異なりますので、詳細については実際の過去問をご確認ください。

立命館大学

01英語

1分でわかる!入試傾向の要点

文法・語い、長文読解に対する英語総合力が必要。
時間配分を考え要領よく解答するのがカギ

全日程、全方式で長文読解総合問題2題、会話文問題1題、文法・語法問題1題、語い問題1題の出題で、すべてマーク式。長文読解はどちらも750~850語程度の英文をもとに空所補充、同意語句選択、内容一致など内容理解を問う出題がされています。内容一致では「本文の内容からだけではどちらとも判断しかねる」という選択肢があるのが特徴的です。また、会話文は本文中の空所補充のみ、文法・語法問題は空所補充問題、語い問題では空所補充問題に加えて類義語を選ぶ問題が例年出題されています。

ココに注目!入試のポイント

内容一致問題は、文章全体についても問われるので、全体の流れをしっかりとつかむこと。不一致なものを選ばせる問いもあるので注意が必要です。また、会話文の空所補充問題は前後の流れがつながるよう、前だけでなく後の内容にも注意しましょう。口語特有の表現(挨拶、呼びかけや相手の行動を促す表現など)にも慣れておく必要があります。文法・語法、語い問題は、間違った問題やあいまいな部分はきちんと復習すること。会話文、文法・語法、語い問題を手際よく解答し、長文を解答する時間を確保するなど、時間配分を考えながら演習しましょう。

02理系数学

1分でわかる!入試傾向の要点

数学Ⅲを中心に幅広い分野から出題
計算力が必要な問題もみられる

全学統一方式 理系の出題形式は、全て空所補充式で、前の空所が後ろの空所のための誘導となっている出題。前の空所の意図を理解する思考力を求められることが多く、また計算力が必要な場合もあるので、出題形式に慣れておくことが大切です。数学Ⅲの微積分や、極限、図形と方程式、数列からの出題が多いので、しっかり対策しておきましょう。

ココに注目!入試のポイント

数学Ⅲを中心に出題されており、いずれも空所補充式なので、前の空所を後ろの空所にうまく利用することを意識しましょう。第3問は計算力を必要とする数学Ⅲの微分法・積分法の問題でボリュームがあるので、第1問、第2問は手際よく解いていくことが大切です。基本的なものから応用力が必要なものまで各空所の難度はさまざまですが、特に前半部分で計算ミスをしてしまうと、その後の全問題が得点できなくなってしまいます。できるところは確実に得点できるように計算等の確認をしながら取り組みましょう。

03国語

1分でわかる!入試傾向の要点

出題はマーク式が中心だが一部記述式の設問も。
長文を素早く読解する力が求められる

現代文2題、古文1題が基本の出題。ただし、文学部では現代文1題、古文1題、漢文1題という選択も可能です。全体としての出題はマーク式が中心ですが、漢字の書き取りなど一部の設問では記述による解答が求められます。現代文は評論が中心ですが、随筆が出題されるケースもあります。難解ではないものの、4000字以上の長文の出題があるうえ、抜き出しや脱文補充など、さまざまな形式の設問が見られるため、時間配分に注意が必要です。古文では、文法事項だけでなく、内容読解も含めて幅広く問われるのが特徴。短めの現代語訳が記述式で問われることがあり、和歌を含む文章が出題されることもあるので、難易度は高めです。また、現代文・古文ともに文学史などの知識問題がよく出され、基本的な問題でしっかり得点できるかどうかがカギとなります。

ココに注目!入試のポイント

現代文は、脱文補充や抜き出しを含むさまざまな形式の設問のほか、漢字などの知識問題から文章全体に関する読解問題まで幅広く問う構成になっています。多様な設問形式の攻略法を身につけ、時間配分を意識して適切に文章内容を読み取ることができるようにしましょう。また、文法事項と内容読解をバランスよく問われる古文は、マーク式の設問が中心ではありますが、記述式の現代語訳の設問も解けるようにしておきましょう。漢文は、書き下しが正しくできれば内容を把握できるレベルの出題です。文学部の受験で漢文を選択する場合は、基本的な訓読・句法の知識など基本事項の習得をめざしましょう。知識問題は取りこぼさず、読解問題でも得点を伸ばせるようにすることがポイント。時間配分を意識して最後まで解き切りましょう。

●この問題分析は2023年4月20日時点の情報をもとに作成しています。2024年度入試の情報は、必ず各大学発表の最新の要項でご確認ください。

立命館大学×併願校

追手門学院大学

法学部、文学部、国際学部、心理学部、社会学部、経済学部、経営学部、地域創造学部の8学部を抱える大阪府の私立総合大学。理系領域では、2021年度には心理学部 心理学科 人工知能・認知科学専攻、2022年度には文学部 美学・建築文化専攻が開設。そして2025年度には理工学部の設置が計画され、時代のニーズをとらえて常に新しい学びを展開しています。

追手門学院大学画像

共通点で比較!
立命館大学と
追手門学院大学の
併願POINT

Point 01

併願するならこの学部!

学問系統が同じでも、大学によって学部名が異なるケースがあるため、併願校の設定には大学の学部構成やその内容をしっかり理解する必要があります。2つの大学の学びを比較したうえで、併願におすすめの学部の組み合わせを紹介しましょう。

併願におすすめの学部の組合せ 図

Point 02

キャンパスの移転が進む茨木、新たな動きに注目!

2024年4月、新たに2つの学部を大阪いばらきキャンパスに移す立命館大学に対し、追手門学院大学は大阪・茨木市の総持寺を一大拠点に、全学的な整備計画を積極的に進めています。2025年度には大半の学部の学生が一堂に学ぶ、新メインキャンパスも誕生予定!総合大学ならではのスケールを生かした学部間の交流に加え、教育・研究環境の充実化にも重点を置いており、次世代型の多彩な講義スタイルを実現させます。

2025年、茨木総持寺キャンパスのメインキャンパス整備計画進行中! 画像

賢く受験するための!
併願日程
シミュレーション

第一志望の本命校の合格発表より早く、併願校の入学手続きが締め切られる場合は、実際に入学しない場合でも入学金や学費を払わなければなりません。図のように、入学手続きが遅い大学を併願校に選ぶと、お金に関する不安をぐっと減らせます。

併願日程シミュレーション 図

※最新情報は各大学のホームページをご確認ください。

併願戦略のまとめ

併願校をどのように受験するか、きちんと戦略を立てて考えることで、
本命校の入試も安心して受けられるようになります。
さあ、あなたに合った併願戦略を考えてみましょう!