偏差値だけで選ぶのはNG!大学ランキングを志望校選びに役立てる3つの方法
志望校を検討するとき、どんな基準で選ぼうとしているかな。自分なりのこだわりを持つキミにも、「偏差値や知名度でなんとなく…」というキミにも活用してほしいのが、「THE 日本大学ランキング 」。今回は、ランキングを志望校選びに活用する3つの方法を紹介するよ。
<こだわりの条件がある人>分野別ランキングで、条件に近い大学を探してみよう
イギリスの教育専門誌THE(ティー・エイチ・イー)が世界中の大学を評価して発表している「THE世界大学ランキング」。その日本版である「THE日本大学ランキング」の総合順位を決めているのは、「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」という4つの分野のスコアだ。まずは、ランキング指標をチェック。4つの分野のなかでキミのこだわり条件に近いものを見つけたら、「分野別ランキング」を確認しよう。
手厚い教育を受けたい人は学生1人あたりの資金や教員比率などから算出される「教育リソース」、在籍学生や高校教員も納得の充実度を誇る大学に進みたい人は「教育充実度」、卒業後の進路が気になる人は企業の人事担当者や大学の研究者による評判調査を反映した「教育成果」、グローバルな環境で学びたい人は外国人学生や教員の比率を重視する「国際性」を見てみるといいだろう。
各ランキングの中で気になる大学を見つけたら、「大学プロフィール」をクリックすれば、留学経験者の割合や外国語で行われている講座の比率など、より細かいデータがわかる。
このように、こだわり条件に近い分野のランキングを見ることで、自分の興味・関心に合った大学を選ぶことができるんだ。
<地元への進学を希望する人>エリア別ランキングで、地元の大学の教育力を知ろう
自宅から通える大学を探している人、地元からあまり離れたくない人には、「エリア別ランキング」がオススメ。日本全国を7つのエリアに分け、各エリアで教育力の高い大学を紹介している。
志望校をある程度絞り込んでいた人は、検討している大学がランクインしているかどうか探してみよう。各分野のスコアを見ると、その大学の教育力のうち、特に優れた部分が見えてくるぞ。
これまであまり知らなかった大学が地元の上位にランクインしているということもあるだろう。気になったら、大学のホームページを見たり、オープンキャンパスに参加したりして、どんな大学か調べてみよう。志望校の1つに加わるかもしれない。
<まだ何も決まっていない人>ランキングの「なぜ?」を見つけて掘り下げよう
まだ進路が漠然としている人にとっても、「THE 日本大学ランキング」を活用すれば志望校を絞り込むヒントが見つかるはず。
試しに「総合ランキング」を見てみよう。「あれ?なんでこの大学がこの順位なの?」「上位にランクインしている大学なのに、聞いたことがない…」といった“違和感”を覚えたら、しめたもの。その大学の各分野のスコアを見て、どこが評価されているのか確かめてみよう。気になる大学が見つかるかもしれない。公式サイトには、ランクイン校の事例紹介やインタビューが掲載されているので、調べる際の参考にしてみよう。
また、各分野の評価方法を見るだけでも、「志望校を探すとき、こういう視点があるのか」と新たな発見があるだろう。ピンとくる指標があったら、それを軸に自分に合う志望校を探してみよう。
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