秋からの受験生サポート TO DOリスト(1月~3月)

秋は学校推薦型選抜や総合型選抜の出願が始まるなど、いよいよ受験が現実のものとなっていきます。そこで、9月以降に保護者がサポートできることを月別にご紹介していきます。

保護者のTO DOリスト(1月~3月)

いよいよ受験本番。また、入学金の振り込みや一人暮らしの手続きなど、入学に向けた準備も進める時期なので、保護者の出番が増えそうです。

1月

大学入学共通テスト前後のサポート
国公立大はもちろん、私立大志望の子どもにとっても大学入学共通テストは1つの山場となることが多いようです。悔いのない結果が出せるよう、直前期は健康面、精神面について全面サポートの態勢で。

大学入学共通テストの自己採点&出願校決定
大学入学共通テスト後、子どもは自己採点をもとに受験校を最終決定します。迷っている場合は教師など第三者への相談を促すとともに、できるだけ子どもの意思を尊重するよう心がけましょう。

受験校へ出願
大学入学共通テストの結果によって、併願校も含めて、出願校を再検討する場合もあるでしょう。そのような際も限られた時間で、できるだけ情報収集を行うことが重要です。

保護者の声

自宅からは公共交通機関の便がよくないので、子どもを車で会場まで送り届けました。大学入学共通テストは土日に行われるので、迂回路なども事前にチェックして万全を期しました。
(北海道/S・N/男性保護者・44歳)
前日は消化のいいもの、当日のお弁当はおにぎりなど食べやすいものをつくった。スケジュールのチェックは親もしていたが、子どもが自分で準備をしているのだからと思い、直接は言わないようにした。
(千葉県/H・K/女性保護者・52歳)
先に併願校を受ける受験スケジュールを勧めてあげればよかった。先に1大学でも合格すれば、安心して本命校対策ができたかも。本命オンリーで受験させたため、後期日程まで合格が決まらず、本人を焦らせてしまった。
(大阪府/H・S/男性保護者・48歳)
大学入学共通テストの結果が今ひとつだったようで、「もとからの志望校よりワンランク下の大学を受験する」と相談を受けた。しかし、「1浪ぐらいならしてもいいから、めざしたところを受けたら?」とエールを送った。
(北海道/Y・T/男性保護者・44歳)

2月

受験本番に向けた心身サポート
2月は、国公立大の個別試験や私立大の試験が目白押し。子どもが受験を元気に乗りきるには、保護者のバックアップが欠かせません。

入学金振込スケジュールの確認
入学金をいつ振り込むかは、大学によって大きく異なるので必ず確認を。併願校の合格が先に決まる場合、入学金をいつ払うかを確認しておかないと余計な出費につながることもあります。

入学手続の準備
第一志望校の入学金や授業料だけでなく、併願校についてもシミュレーションしておくのがおすすめ。「国公立大志望だったけれど、急きょ私立大に進学」となった場合などに、慌てずに済みます。

保護者の声

試験前日、大雪で列車が運休になったために、子どもとともに受験会場へ行くのに苦労した。会場の下見もできず不安だったので、天気予報を見てもっと早く現地入りすればよかった。
(山形県/A・S/女性保護者・53歳)
おなかをこわすといけないので、本番直前は刺身など生ものは食卓に載せず、すべて家で加熱調理したものを出すようにした。
(広島県/M・U/女性保護者・53歳)
奨学金の手続きは、高3の後半に予約する形を取ったので、4月からの奨学金が早めにもらえた。ローンを組むことにはなったが、入学準備金もなんとかまかなうことができた。
(青森県/S・S/女性保護者・42歳)
模試でずっとA判定だった国立大に、まさかの不合格。私立大への進学が決まったときは、大学へ電話して納入金の一部を少し待ってもらいました。
(広島県/K・M/女性保護者・45歳)

3月

最後まであきらめずに応援を
進学先がなかなか決まらない場合、子どもはメンタル面で追いつめられがち。保護者はただ見守るだけでなく、私立大の後期日程(3月試験)などにアンテナを張っておきましょう。

新生活の準備
進学が決まれば、入学手続や学費の納入を期日内に済ませます。下宿をする場合は、現地での部屋探しや引っ越しの手配などもあり、さらに忙しくなります。学費や住居費、生活費だけでなく、入学式の衣服や大学で使用する教材やパソコンの購入など、受験後もお金がかかるので前もって準備を。

保護者の声

子どもは複数校を受験。不合格でも後ろ向きなことは言わないようにしました。「縁がなかったんだよ。さあ次、次!」と明るい言葉をかけていました。
(東京都/N・A/女性保護者・45歳)
体調管理のために、受験直前の1か月間は毎日のように子どもの肩と腰をマッサージしてあげた。また、子どもが弱気になるような言い方は、なるべく避けるようにした。
(和歌山県/C・W/女性保護者・48歳)

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