【文理系の学問】何を学ぶ?卒業後の進路は?

進路を検討する際には、「大学で何を学びたいか」といった観点が重要です。将来子どもが進みたい分野やなりたい職業と、大学で学ぶ学問は関係してくるからです。大学で学べる学問にはどのようなものがあるのか、改めて確認しておきましょう。 今回は、文理系の学問系統を紹介します。

教員養成・教育学系統

人間の成長を助ける教育のあり方や手法を学ぶ学問です。教員養成系では、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校など各教員養成課程に分かれて、必要な知見を修得します。さまざまな年齢層に対応する教授法、教育現場が抱える問題や解決法などを、文化学や社会学、心理学など他分野の知識を利用しながら研究します。

生活科学系統

日常生活全般に関する問題を研究し、豊かな暮らしの実現をめざす学問です。栄養バランスのとれたおいしい食を追究する食物・栄養学、科学と文化の両面から考える被服学、よりよい住環境を提案する住居学、子どもの成長をサポートする児童学などがあり、多くの実習や実験がカリキュラムに組まれています。

芸術学系統

芸術作品を制作する技術や感性を磨きます。絵画や彫刻、音楽だけでなく、建築、映像、写真、文芸、書道、演劇、デザインなど芸術学の分野は幅広く、「表現したい」という欲求を形にするための理論と技法を身につけます。また最近では、コンピュータなどデジタル・テクノロジーを駆使して表現するメディアアートを学ぶ人も増えています。

総合科学系統

多様な領域にまたがるさまざまな問題に自由な発想でアプローチし、その解決策を模索します。例えば地球規模の環境問題を研究する場合は、自然科学や経済学、資源・エネルギー工学など従来の学問の枠組みを超えて、総合的に考察しながら取り組みます。情報をツールとして諸問題の解決を探る学問もあります。

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