決まっている人も迷っている人も!後悔しない文理決定 ファイナルチェック

高1生は、すでに文理選択を提出済みの人も多いはず。「もう決まっている人」は、抜けている観点がないかチェック!「実は迷っている人」は、こんなはずじゃなかったと後悔しないように、改めてどんな点に注意して決めるべきか、ポイントを確認しよう。

文理を決定済みの人は…「職業」と「入試科目」に注目!

文理をすでに決めている人は、どんな理由から決めただろうか。「数学が苦手だから文系」のように「逃げ」の理由から決めてしまうと、本当に進むべき進路が見えなくなってしまう。どんな観点で注意するべきか、先輩の体験談を見てみよう。

先輩の体験記

安易に苦手科目から決めてしまって後悔…


数学と化学が苦手だったので、文系を選びました。ただ、学年が上がってから医療系の仕事に興味が芽生え、やはり理系に進むべきだったと後悔しました…。苦手科目や得意科目を基準になんとなく決めてしまうと、私のように後から変更したくなることもあります。きちんと就きたい職業、学びたい学問について考えてから文理を決めましょう。

志望学科と入試科目も一緒に決めておくべき


文理選択は、高2生以降に履修する科目、さらには大学受験に大きく影響します。行きたい大学がある人は入試科目を調べておいた方がいいですし、まだ決まっていない人も、目標にしたい大学や気になる大学の入試科目を見ておくべきです。私は文理選択前に、ある大学の英文学科への志望を決めていました。文系の方が英語の授業が多く、そのほかの入試科目も高校の文系クラスで習うものだったので、迷わず文理を決めることができました。

なかには、なんとなく文理選択を決めてしまって後悔している先輩もいるようだ。就きたい職業や興味のあること、気になる大学の入試科目など、大切なことから考えておくことが、後悔しない文理選択には不可欠だ。

まだ迷っている人は…こんなことで迷ってない?よくある悩みを参考にしよう!

文理選択の際によくある悩みを、下にピックアップしてみたよ。キミと同じような悩みがあれば、先輩から寄せられた回答もぜひ参考にしてみよう。

質問1 学びたい学問はどうやって決めたらいいの?

文理選択のために、進学したい大学・学問・学科を絞り込もうと思っているのですが、学びたい学問が見つかりません。どうやって探せばいいでしょうか?

先輩の回答

就きたい職業や学びたいことが明確でない場合は、自分の興味・関心、好きなこと、得意なことをリストアップして、それらと結びつきの強い学問を考えるといいと思います。僕の場合、好きな英語に関連した学問を調べているうちに、外国について学びたいと考え始め、国際関係学部と外国語学部を志望するようになりました。その結果、文系に進もうと悩まず決められました。

質問2 文理のどちらからでも受験できるんだけど、どっちがいい?

看護学科への進学を考えているのですが、文系・理系のどちらからでも受験できるようです。こうした場合、どちらを選ぶべきなのでしょうか。

先輩の回答

理系に進んだ方がいいと思います。大学での授業を理解するうえで、化学や生物など理系科目の知識は必須になります。今習わずに、大学に入学してから学び直すのはかなり大変ですよ。
また、確かに文系科目で受験できる看護学科はありますが、数が限られています。理系科目で受験する方が大学の選択肢は増えますので、自分の実力に合わせた大学に進学しやすくなります。

質問3 理系の方が就職しやすいってホント?

理系の方が就職活動の時に採用されやすいとウワサで聞きました。本当なのでしょうか?

先輩の回答

一概にそうだとは言えません。理系の職業というと、医師薬剤師など、資格を取って就職する職業が思い浮かびやすいかと思います。また、医歯薬系以外でも、製造業や食品・栄養系の仕事などは、学問と職業を結びつけやすいですよね。これらが「理系=就職に強い」というイメージのもとだと私は思います。
一方の文系ですが、就職に不利なわけでは決してありません。イメージしにくいだけで、文系からの就職に適した職業はありますし、就職先も多種多様です。
どちらが就職に有利か考えるよりも、将来どんな職業に就きたいのか、どんなところで働きたいのかを考えて決めた方がいいですよ。

文理選択に悩んでいる人は、まずは面白いなと感じる教科や、興味のあるニュースなどをピックアップして、自分がどんなことに興味を持っているのか分析してみよう。

また、マナビジョンの「気になる大学のこと!先輩の口コミ」には、先輩の合格体験記や大学レポートなど、進路検討や勉強に役立つ先輩たちの生の声がたくさん掲載されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう。
自分と同じような分野に興味をもっている先輩の進路選択を参考にすれば、キミの文理選択に役立つヒントが見つかるかもしれないよ。

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