ひろさき

弘前大学

国立大学 青森県

弘前大学/理工学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

数物科学科(78名)
物質創成化学科(52名)
地球環境防災学科(65名)
電子情報工学科(55名)
機械科学科(80名)
自然エネルギー学科(30名)

所在地

1~4年:青森

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

理工学部の偏差値を見る

プロフィール

●純粋理学から応用科学まで幅広く学べる教育環境
●幅広い視野と専門知識を実験・演習で学ぶ
●さまざまな附属研究施設での社会貢献活動

基礎と応用、理学と工学の調和したユニークな理工融合学部で自然の摂理とテクノロジー、さらにマネジメントも学びます。

【キャンパス】

文京町キャンパス

【学生数】

1501名(2024年5月現在)

【専任教員数】

99名(2024年5月現在) ※理工学研究科含む

【大学院】

理工学研究科(博士前期課程・博士後期課程)

数物科学科

【講義・学問分野】

[数理科学コース]
代数学、幾何学、解析学、最適化理論、離散数学、確率・統計など
[物質宇宙物理学コース]
半導体物理学、超伝導物理学、宇宙物理学、相対性理論、放射光科学など
[応用計算科学コース]
応用計算数学、計算機演習、データサイエンス、数理経済学、計算機シミュレーションなど

物質創成化学科

【講義・学問分野】

基礎化学、無機化学、有機化学、物理化学、分析化学
[有機・無機材料創成化学領域]
元素化学、有機合成化学、高分子合成化学、錯体化学、有機スペクトル解析学、有機反応化学、生物有機化学、応用無機化学など
[エネルギー機能創成化学領域]
応用物理化学、機器分析化学、触媒化学、分離分析化学、エネルギー化学、光化学、分子分光学、機能材料化学など

地球環境防災学科

【講義・学問分野】

天文学、宇宙物理学、気候システム学、気象学、地球環境化学、地質学、岩石・鉱物学、地震学、防災工学、自然防災学、火山地質学など

電子情報工学科

【講義・学問分野】

電気回路、電子回路、電気・電子計測、電子物性・材料、量子・電子デバイス工学、電子制御工学、グリーン材料・デバイス工学、組込みシステム、通信工学、アルゴリズム、プログラミング、オペレーティングシステム、画像処理、情報セキュリティシステム、生体生命情報学など

機械科学科

【講義・学問分野】

[知能システムコース]
機械力学、流体力学、メカトロニクス、制御工学、ロボット工学、知能科学設計・実験など
[医用システムコース]
マイクロ・ナノマシニング、生体情報工学、人間医工学、生体機械工学、ロボット工学、医用科学設計・実験など

自然エネルギー学科

【講義・学問分野】

自然エネルギー学概論、力学、電磁気学、化学概論、エネルギー化学、エネルギー材料工学、エネルギー変換工学、環境アセスメント概論、自然エネルギー実験・演習、エネルギー貯蔵・輸送論、エネルギーマネジメント論、エネルギー環境経済学など

入学者・卒業者数

入学者数

370人
男女比
女子生徒数
62
男子生徒数
308
地元占有率
地元出身学生数
161
入学者総数
370

卒業者数

360人
就職者・進学者数内訳
就職者数
178
進学者数
158

学部の特色

純粋理学から応用科学まで幅広く学べる教育環境

理工学部は、基礎と応用、理学と工学が調和した、全国的にもユニークな理工融合学部です。時代の変化や科学技術の急激な展開に柔軟に対応し、安全・安心で持続可能な社会、グローバル社会を実現するためには、物事の本質をとらえる力とその物事を技術に応用する力、すなわち理学と工学の融合が欠かせません。本学部には、純粋理学から応用科学まで幅広く学べる教育環境が整っています。

幅広い視野と専門知識を実験・演習で学ぶ

理工学部には数物科学科、物質創成化学科、地球環境防災学科、電子情報工学科、機械科学科、自然エネルギー学科の6つの学科があり、激しく変化する現代社会に対応できる幅広い視野と理工学分野に不可欠な基礎学力とを同時に習得できるよう、実験・演習に重点を置き、専門基礎教育を重視した教育カリキュラムを受講することができます。理工学部の教育課程は、教養教育科目と専門教育科目からなり、それらの授業科目には必修科目・選択科目に分けられた講義、演習、実験、および研究があります。また、いくつかの学科に共通の専門教育科目を設定し、学科の垣根をできるだけ低くする工夫により幅広いバックグラウンドを持った専門家を育成します。

さまざまな附属研究施設での社会貢献活動

理工学部では6つの学科において、それぞれ科学技術による社会の諸課題解決に向けた教育と研究を有機的に進めています。また、附属研究施設として「地震火山観測所」「医用システム創造フロンティア」「寒地気象実験室」「宇宙物理学研究センター」を設置し、理工学を融合した教育・研究および社会貢献活動に取り組んでいます。

学べること

数物科学科

数理的・物理的手法で現代の課題を解決

数学と物理の基礎領域を基軸に、現代の課題を解決する数理的および物理的な手法、地域発イノベーションの核となる柔軟な応用力、さまざまな社会現象を計算科学的に処理できる能力を身につけます。

[数理科学コース]
数学の基礎理論を体系的に学ぶとともに、自然系や社会系への応用を視野に入れた数理モデル解析の演習科目などに取り組みます。

[物質宇宙物理学コース]
機能性新材料分野と宇宙物理学分野を中心に、基礎的な自然法則に対する興味を喚起し、その応用展開への道筋の理解を進めるための教育を行います。

[応用計算科学コース]
数学、物理学、情報科学の基礎を学び、それらを社会現象のモデルにあてはめ、複雑な問題を解決するための能力の修得をめざします。

物質創成化学科

有機・無機材料や新技術を開発

化学の知識と応用力を体系的に習得し、機能性物質の開発、環境調和を指向した機能性材料、リサイクル技術、省エネルギー・省資源技術の研究開発に貢献できる人材の育成をめざします。
化学に関する基礎学力を養成しながら専門性の深化も図れるよう、有機・無機材料創成化学およびエネルギー・機能創成化学の2つの領域の選択科目を充実させ、将来のビジョンに沿った科目履修を可能にしています。

地球環境防災学科

地球の環境とメカニズムを理解する

地球の自然環境をさまざまな空間・時間スケールにおいて理解し、地球環境や自然災害などの重要な問題について、多面的かつ柔軟に取り組むことができる人材を育成します。
具体的には、地球を取り巻く宇宙空間、生活に関わる大気や水、構造物を支える大地の構成物質や性質、地球の活動についての理解を深めるとともに、これらを一連のシステムとしてとらえることができるような教育研究を実施しています。また、地球の環境の理解に基づき、人間の生活を脅かす自然災害の発生メカニズムや、災害を軽減する技術についても教育研究を行います。

電子情報工学科

電子工学と情報工学の融合

インターネットや公共交通機関などの社会インフラ、家電製品などを支えている組込み系技術を中心に、IT基盤技術を身につけた技術者・研究者を養成し、健康で安心・安全な社会の実現をめざします。
具体的には、電子回路、電子材料、コンピュータハードウエアやプログラミングについての理解にもとづき電子工学と情報工学の融合と応用をめざし、発展的分野における実践力が身につけられるようにします。特に近年の社会的ニーズに応えるため、組込みシステムに関するカリキュラムを重視するとともに、グリーン電子材料、IoT、AI、データサイエンス、情報セキュリティ、生体生命情報学などの先端技術の教育研究も行います。

機械科学科

4つの力学に基づく機械工学で世界に貢献

材料、熱、流体、機械に関する4つの力学を基礎とする機械工学に立脚し、その枠を超えた先端的な科学・技術の分野で活躍できる研究者、技術者の育成をめざします。

[知能システムコース]
機械工学の基礎を修得したあと、機械と情報の工学を融合させ、より優れた知能機械を生み出すことが可能な柔軟な思考力と豊かな創造性、そして国際的に活躍できる感性を育みます。

[医用システムコース]
機械工学の基礎を修得したあと、人の健康と機械をつなぐ新しい科学・技術を生み出すことが可能な広く多様な視野と豊かな創造性、世界で活躍できる感性を育みます。

自然エネルギー学科

エネルギー問題をグローバル・ローカルな視点で考える

地域のニーズおよびエネルギー問題解決のため、人文社会科学や経済学との連携のもとにグローバルな視点から有効な資源を見極める人材の育成をめざします。
具体的には、再生可能な自然エネルギーを基盤とし、化石燃料や原子力などのエネルギー資源の枯渇性と地域に豊富に存在する自然エネルギー資源の特性をふまえ、エネルギー変換・貯蔵・利用システム全般の基礎知識を修得します。文理融合教育により、環境とエネルギーの課題に対する実践的・総合的かつグローバルな視点とローカルな視点に立つ科学的対応能力を養います。

アドミッションポリシー

理工学部が求める学生像

理工学部では、変化する現代社会に対応できる幅広い視野と科学・技術の発展に貢献できる力を養うカリキュラムを提供することによって、自然のしくみを探究する力、先端技術社会を支える科学を発展させ技術を創造する力、変化する現代社会が直面する課題を発見・分析・解決する力を養い、地域や国際社会に貢献する人材の育成を目的としています。
そのような人材の育成を目指すにあたって、「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)と「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)を十分に理解し、以下に掲げる学力・行動力・意欲を有する学生を求めます。

●専門教育の基礎となる理数系の学力、及び社会の中で専門的能力を活かすための基礎学力
●高等学校までに学習すべき課題に真摯に取り組むとともに、自らの個性や資質に合わせてその他の活動にも積極的に参加し、自らを成長させていく行動力
●専門を生かして新たな課題を見いだし、解決するために学び続ける意欲

また、理工学部の各学科は、それぞれ次のような学生を求めます。

各学科が求める学生像

【数物科学科】
〔数学型〕
●数理科学への強い興味を持ち、数理科学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●探究心が旺盛で豊かな数学的知識と自在な数理的応用力をもって社会に貢献する意欲のある人
〔物理型〕
●自然の基本原理に興味を持ち、物理学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●物質を構成しその性質を決定している量子の世界から広大な宇宙の世界までを支配している自然の基本原理を理解し、より深く探求することやその成果を社会へ還元することに意欲のある人

【物質創成化学科】
●化学物質の構造や化学反応のしくみを物質の機能と結びつけて探求することに興味を持ち、化学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●自ら課題を見いだし、暮らしを豊かにする機能性物質や環境調和を指向した機能性材料を創成し、リサイクル、省資源、エネルギー創成技術等に関する諸課題を解決するための研究開発に意欲のある人

【地球環境防災学科】
●宇宙空間、大気・水圏、地質・岩石、地震・火山等を対象とした地球科学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲を持つ人
●自ら課題を見いだし、地球に関する科学の深化や、地球環境問題の解決、自然災害の防止に貢献することに意欲のある人

【電子情報工学科】
●電子回路、電子材料、コンピュータとソフトウェア、通信ネットワーク、セキュリティ、組込みシステムなどの電子情報工学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●電子情報工学の発展に強い関心を持ち、学んだことの成果を社会のさまざまな分野で活用することに意欲のある人

【機械科学科】
●医用・福祉、環境・エネルギー、航空宇宙、輸送機械、ロボット、AI、ナノテクノロジーなどの機械科学に関する分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●ものづくりに関する科学技術の発展に強い関心を持ち、失敗を恐れず継続してものごとに取り組み、学んだことの成果を社会のさまざまな領域で活用することに意欲のある人

【自然エネルギー学科】
●自然や人間社会に深い興味を持ち、自然エネルギーに関する多様な分野の学習に興味を持って取り組む意欲のある人
●地域に存在する自然エネルギー源を利用することや、その活用に意欲のある人

問い合わせ先

【住所・電話番号】

青森県弘前市文京町1番地

【URL】

https://www.st.hirosaki-u.ac.jp/

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