ぐんま

群馬大学

国立大学 群馬県

群馬大学/共同教育学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

■学校教育教員養成課程(190名)
人文社会系/国語専攻(21名)
人文社会系/社会専攻(22名)
人文社会系/英語専攻(15名)
自然科学系/数学専攻(21名)
自然科学系/理科専攻(22名)
自然科学系/技術専攻(9名)
芸術・生活・健康系/音楽専攻(13名)
芸術・生活・健康系/美術専攻(12名)
芸術・生活・健康系/家政専攻(12名)
芸術・生活・健康系/保健体育専攻(17名)
教育人間科学系/教育専攻(5名)
教育人間科学系/教育心理専攻(5名)
教育人間科学系/特別支援教育専攻(16名)

所在地

1~4年:群馬

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●授業力が身に付く充実した教育実習
●教職への入口、教員免許状の取得
●きめ細やかな支援が叶える高い教員就職率

2020年度より、宇都宮大学と「共同」でスタート。「授業相互乗り入れ」により双方向で学ぶことができる、新しい形の「教育学部」です。小・中学校、高等学校、幼稚園および特別支援学校等の教員免許状を複数取得することが可能となっています。「共同教育学部」では、多様化する学校教育の要望に応えるよう、高度な専門的知識や技術はもちろん、豊かな人間性も備えた教育者の養成をめざしています。

【キャンパス】

群馬県前橋市(荒牧キャンパス)

【学生数】

817名(2023年5月1日時点)

【専任教員数】

78名(2023年5月1日時点)

■学校教育教員養成課程

【講義・学問分野】

12専攻(人文社会系/国語・社会・英語 自然科学系/数学・理科・技術 芸術・生活・健康系/音楽・美術・保健体育 教育人間科学系/教育・教育心理・特別支援教育)

人文社会系/国語専攻

【講義・学問分野】

日本語学講読、日本文学概説、文章表現、書写法、日本語学演習、書写演習、日本文学講読、日本文学演習、中等国語科指導法、漢文学概説、漢文学演習、国語教育演習 ほか

人文社会系/社会専攻

【講義・学問分野】

日本史概説、法学概論、人文地理学概論、自然地理学概論、外国史概説、倫理学概論、外国史特講、経済学概論、日本史講読、地誌学概論、倫理学講読、外国史講読、法学講読、地理学野外調査実習、演習(各研究室)、中等社会科指導法A~D ほか

人文社会系/英語専攻

【講義・学問分野】

英語文学入門、英語史、英語学入門、異文化理解と言語教育、英作文、言語文化論Ⅰ、英語文学特殊講義、言語と世界、英語学演習、言語文化論Ⅱ、英文法演習、中等英語科指導法、オーラルコミュニケーション演習、音韻論、英語学特殊講義、英語文学特別演習、英語科言語活動研究、英語学特別演習、英語科研究セミナー ほか

自然科学系/数学専攻

【講義・学問分野】

解析学概論・基礎Ⅰ、代数学概論・基礎Ⅰ・Ⅱ、幾何学概論・基礎Ⅰ、解析学基礎Ⅱ、解析学Ⅰ、代数学Ⅰ、幾何学基礎Ⅱ、環論、情報基礎、統計学、関数解析学、体論、幾何学Ⅰ、確率論、数学研究セミナーⅠ・Ⅱ、中等数学科指導法、算数科指導法 ほか

自然科学系/理科専攻

【講義・学問分野】

物理学分野/基礎の物理学、化学分野/基礎の化学 化学、基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生物学実験、基礎地学実験、生物分野/基礎の生物科学、生物科学、地学分野/基礎の地球科学、地球科学、理科教育実験C~F、初等理科指導法、中等理科指導法A~D、物理学特論B・C、化学特論B・C、生命科学特論B・C、地学特論B ほか

自然科学系/技術専攻

【講義・学問分野】

工業数理、生物育成学、生物育成学演習、製図Ⅰ・Ⅱ、工業材料、創造工作実習、論理的思考と情報教育、デジタル実習、エネルギー変換と制御、エネルギー変換と制御実習、木材加工学、木材加工学演習、金属加工学、金属加工学演習、機械工学、機械工学演習、電気工学、電気工学演習、情報工学、情報工学演習、中等技術科指導法A~D、教育実習、教職実践演習、技術学演習Ⅰ~Ⅳ ほか

芸術・生活・健康系/音楽専攻

【講義・学問分野】

ソルフェージュ、ピアノ演習、声楽、合奏、器楽、声楽演習、合唱、日本の伝統的な歌唱、ピアノ学習法、ピアノ演習、管弦打楽器演習、室内楽、邦楽器演習、指揮法、和声法、作曲技法、音楽史、和楽器授業実践演習、音楽基礎実践、中等音楽科指導法、中等科音楽科授業演習 ほか

芸術・生活・健康系/美術専攻

【講義・学問分野】

表現基礎(絵画)、表現基礎(彫刻)、表現基礎(デザイン)、表現基礎(工芸)、絵画A~C、彫刻A~C、デザインA~C、工芸A・B、美術史、美術理論、美術実地調査演習、日本美術史概論、美学芸術学概論、中等美術科指導法A~D、図画工作科指導法、美術教育研究セミナーⅠ・Ⅱ ほか

芸術・生活・健康系/家政専攻

【講義・学問分野】

食生活論、調理実習I、被服構成実習I、家庭経営論、生活経済論、生活環境論、衣生活論、衣生活環境実験、被服素材論、栄養学、食生活環境実験、住生活論、住環境論、住生活環境実習、住居製図実習、保育学、看護学、児童福祉論、家庭電気機械及び情報処理、中等家庭科指導法A~D ほか

芸術・生活・健康系/保健体育専攻

【講義・学問分野】

陸上競技、ダンス、器械運動、運動学、運動方法論、解剖生理学、野外実習A、球技A、武道A、学校保健Ⅰ
、衛生学及び公衆衛生学、体育・スポーツ心理学、球技G、生理学、野外実習B、初等体育科指導法、水泳、体育原理、体つくり運動、中等保健体育科指導法A~D、体育・スポーツ心理学演習、スポーツ哲学、健康教育、球技C、球技E、学校保健Ⅱ ほか

教育人間科学系/教育専攻

【講義・学問分野】

学校教育原論、教育研究原論、教育社会学特講、教育・倫理・哲学、日本教育史概説、初等指導技術演習、教育経営学演習、教育思想史演習、教育社会学演習、教育内容・方法学演習 ほか

教育人間科学系/教育心理専攻

【講義・学問分野】

学校教育原論、心理教育統計学の基礎、心理教育統計学、教育心理学実験I、教育心理学実験II、学習心理学、幼児理解の心理学、保育内容の指導法(人間関係)、保育内容の指導法(言葉)、心理教育的指導論、教育心理学研究セミナーI、教育心理学研究セミナーII、カウンセリング実習 ほか

教育人間科学系/特別支援教育専攻

【講義・学問分野】

特別支援教育総論、知的障害児の心理・生理・病理、肢体不自由児の心理・生理・病理、知的障害教育課程・指導法、発達障害教育概論、言語としての日本手話Ⅰ・Ⅱ、肢体不自由児教育課程・指導法、病弱児の心理・生理・病理、知的障害児心理学特論、聴覚障害児の心理・生理・病理、聴覚障害児教育課程・指導法、病弱児教育課程・指導法、知的障害教育特論、聴覚障害児の心理特論、視覚障害児教育課程・指導法、日本手話と日本語の違いを学ぶⅠ・Ⅱ、聴覚障害指導法特論、視覚障害児の心理・生理・病理、盲ろう教育概論、重複障害教育概論、視覚障害の心理特論、視覚障害児指導法特論、日本手話と日本語の違いを学ぶⅢ ほか

入学者・卒業者数

入学者数

201人
男女比
女子生徒数
117
男子生徒数
84
地元占有率
地元出身学生数
154
入学者総数
201

卒業者数

225人
就職者・進学者数内訳
就職者数
208
進学者数
17

学部の特色

授業力が身に付く充実した教育実習

実践的指導力を備えた教員の養成をめざして、1年次から4年次まで附属学校園や公立学校などの学校現場に触れる教育実習関連科目を多数設置。他大学に比べて長く実習を経験することができます。
3年次には実習校で受ける教育実習のほか、学校現場の講師から具体的な講義を受ける「教育実習事前事後学習」を実施。学習指導への理解を深めて実習に臨め、終了後には実習経験報告を行うことで、教職に向けた改善方法などを検討できます。

●1年次
教育現場体験学習(5日間程度)

●2年次
授業実践基礎学習(附属小・中・特別支援学校・幼稚園で各1、2日間)

●3年次
教育実習(最長8週間)
幼稚園実習(3週間) ※希望者対象
介護等体験(計7日間)

●4年次
教育実習(3週間) ※特別支援教育専攻生、希望者対象
教育実践インターンシップ  ※希望者対象

教職への入口、教員免許状の取得

所属する系・専攻ごとに定められた卒業要件を満たすことで、小学校教諭免許状のほか、専攻教科の中学校教諭免許状、高等学校教諭免許状を取得できます。教員免許状は、大学での修得単位によって、1種免許状(学士)または2種免許状(短期大学士)を申請することになりますが、「共同教育学部」では、約9割の学生が在学中に必要単位を修得し、卒業時までに小学校1種免許状・中学校1種免許状(専攻教科)を取得しています。
教育専攻、教育心理専攻、特別支援教育専攻の学生においても、特別支援学校免許状に限らず、小・中学校教諭や幼稚園教諭の免許状を取得しています。
そのほか、「社会教育主事(任用資格)」「学芸員(任用資格)」「学校図書館司書教諭」、さらには「手話通訳者全国統一試験受験資格」など、さまざまな資格を取得することが可能です。

きめ細やかな支援が叶える高い教員就職率

教職に就きたい学生の夢を叶えるため、学生支援委員会が中心となって、きめ細やかな就職支援を行っています。3年次4月の「就職活動オリエンテーション」からスタートして、卒業までの2年間で、採用スケジュールにあわせて、外部講師を招いたイベントや計3回の学内公開模試、各種試験対策講座などを実施しています。
教職に就くことは狭き門といわれていますが、共同教育学部では、卒業生の多くが希望を叶えて教師として教壇に立っています。2019年度からの過去3年間でも、69%が教員として採用されるなど、「教職に強い大学」として全国的にも高い評価を得ています。

学べること

人文社会系/国語専攻

「ことば」の学び

人の学びは「ことば」に支えられています。「ことば」は、伝達の道具であるだけでなく、人と人とが協働して新しいアイディアを創り出すための道具なのです。「国語」という教科は、「ことば」の力を高めることと「ことば」による文化的実践について理解を深めることを目標としています。国語専攻では、この目標を達成することのできる実践的な力量を備えた教員の養成を行います。各専門領域において設定されている多様な授業を通して「ことば」について深く学び、「ことば」のすてきな使い手として成長してみませんか。

人文社会系/社会専攻

「社会」を科学的に考察し、 未来の「社会」形成への展望を拓く

社会科は「社会」を学ぶ教科です。では、「社会」とは何でしょうか。人が一人いるだけでは、「社会」は成り立ちません。人々が集まって形成される相互関係が「社会」です。この「社会」を形成するという人々の相互の営みを、過去にさかのぼりながらあるいは地域に目を向けながら、多角的に考察すること、そしてそのことを通じて未来の「社会」形成への展望を切り拓いていくことが、社会科の役割です。社会専攻では、歴史分野、地理分野、公民分野、社会科教育学の各専門領域において、講義・演習・実習が開設されています。専門領域における基礎を幅広く学習するとともに、社会科教師としての資質を向上させていきます。また、いずれかの領域の研究室に所属し、4年次には卒業研究を行い、専門性を高めていきます。

人文社会系/英語専攻

英語を教える力、英語のコミュニケーション力とともに、 英語や外国語に関する知識を養う

英語専攻では、英語の教師としての優れた専門性を身に付けることと、英語の専門家としての知識や技能を身に付けることをめざしています。英語そのものの運用能力を高めつつ、専門分野の知識を深め、さらに国際化に対応するために、「英語科教育」、「英語コミュニケーション」、「英語学」、「英語文学」、「異文化理解」の5分野に渡るカリキュラムを提供しています。学年に従い、各分野を基礎的なものから高度なものまで、理論的なものから実践的なものまで学ぶことができます。また、ドイツ語とフランス語の教員も在籍し、より広い視野からグローバル化に対応できる教員を育てます。交換留学制度を利用して、毎年、英語専攻から数名の学生が海外に留学しています。また、多くの学生が短期語学留学に出かけています。卒業生は、教員になる人はもちろん、大学院に進学する人などさまざまで、みなそれぞれの分野で活躍しています。

自然科学系/数学専攻

専門の数学を学び、それを教育に生かしていく

数学は人間と共に歩んできた長い歴史を持つ学問です。 数千年以上も前から、人は方程式を解き、形の性質を調べてきました。 近代科学の発達には数学の知識が必要不可欠で、数学専攻では、そのような長い歴史を持つ数学を21世紀の目で見直し、それを次世代を担う子どもたちにどのように伝えていったらよいのかを学びます。1年次では微分積分学、線形代数学といった、基礎となる数学を学ぶと同時に、教師としての心構えを身に付けます。 2年次、3年次では、現代数学の概念や方法を学び、それを算数・数学教育にどのように生かしていくか、その方法を考えていきます。3年次後半からは、指導教員の下で少人数の学生が、数学の特定の分野を更に深く追究する卒業研究が始まります。 卒業後は多くの人が教職に就きますが、数学が基礎的な学問であることを生かし、公務員、企業に就職する人もいます。

自然科学系/理科専攻

自然の不思議を解明し、そのおもしろさを伝える

理科専攻には、物理学、化学、生物学、地学、理科教育学の5分野があります。学校現場で授業を行うのに不可欠な科学全般にわたる基礎学力を身に付け、自然現象についての科学的な見方や考え方を児童・生徒に指導できる理科教員の育成をめざしています。1~2年次の間は、講義、演習、実験、野外実習などの授業を通して、これら全分野の基礎を幅広く勉強します。3年次からは、上記5分野のいずれかの研究室に所属します。そして、それぞれの専門分野について授業やゼミを通して深く学び、卒業研究に取り組むのに不可欠な素養を定着させます。4年次には、指導教員と相談して決めたテーマに基づいて卒業研究に本格的に取り組み、自然の成り立ちや理科の指導法などについて研究します。そして、得られた成果を基に、卒業論文を作成します。

自然科学系/技術専攻

創意工夫を生かした 特色ある技術教育活動

新しい技術教育を求めて、その理論、内容、方法について研究と教育を行っています。特に、中学校の「技術・家庭科」の技術分野を担当する教員の育成を主な目的としています。「子どもの『生きる力』の育成」、「創意工夫を生かした特色ある教育活動」をキーワードに、応用力・実践力を持つ学生の育成に努めています。また、3D 技術も含めたものづくり、コンピュータ・情報教育を重点にしています。

芸術・生活・健康系/音楽専攻

実践的な音楽の理解

音楽専攻では、「音楽指導法」をはじめ、その他さまざまな学習を通して、義務教育及び高等学校で扱う音楽領域(幼稚園教育を含む)に携わる教師として、音楽全般にわたる技術向上と専門知識を深め、指導者としての識見と豊かな人間性の育成に努めることを目的としています。具体的には、ピアノ、声楽、オーケストラの諸楽器、和楽器、ソルフェージュ、和声学、対位法、作曲法、指揮法、音楽史、各科教育法、語学等幅広く学習するほか、定期演奏会、メサイア公演等の自主的な活動を通して音楽経験を積むこともできます。これらのうち、ピアノや声楽、あるいは器楽・作曲等の実技では、教育現場に役立つ専門的能力の向上を図ります。また、特に基礎的な能力養成を目的として、合唱、合奏や和楽器の実技指導などがなされます。さらに音楽史等の学習を通して、理論面における深い専門的知識の養成が図られるよう設定されています。

芸術・生活・健康系/美術専攻

美への感性を育み、 子どもの創造活動をサポートする人材の養成

美術を学ぶということは、作品を美しく創り上げる技術を習得することばかりではありません。色とは、形とは、材料とは何かを深く見つめ考えること、美術の歴史やさまざまな理論を知ることも重要であり、これらが組み合わされて、更に豊かな表現活動へと発展するのです。専攻の授業では、美術に対する専門的な知識・技能を身に付けるための「絵画」「彫刻」「デザイン」「工芸」「美術理論・美術史」といった実習や講義があります。また、美術教育の歴史や理念、子どもの造形活動の特質、図工・美術科の内容や方法について学び、小・中学校における美術教育の専門家として必要な知識や実践的指導力を身に付けます。美術専攻では自己の感性を磨き、次代の子どもたちと美術・芸術の楽しさ、喜びを分かち合いたい人を広く求めています。

芸術・生活・健康系/家政専攻

生活を科学的に分析し、創造的に生きる

私たちは世代や文化を越えて人とつながり暮らしており、衣食住、災害への対応など、生活するなかで様々な課題と向き合わなくてはなりません。家政専攻では、日本及び世界で起こっている生活にかかわる諸問題をしっかりと見つめ、健康で真に豊かな生活をするためにどうしたらよいかを「食べる」「着る」「住む」「生活を経営する」「育ち・育てる」「環境を考える」という側面から解き明かしていきます。誤った常識や誇大情報に惑わされない客観的な分析力、固定的な性別役割にとらわれず男女共同参画社会を創り上げていく意識、高齢社会におけるクオリティー・オブ・ライフの追求、分子レベルから地球環境までを含む広い視野を講義や演習・実験・実習を通して習得します。家政専攻で学ぶ内容は、卒業後の進路に役立つだけではなく、自らが主体的な生活を創造し、人として望ましい“生き方” をする上でも役立ちます。

芸術・生活・健康系/保健体育専攻

たくましく人生を生きる、 その指導者を育てる

文明の進歩は人々の健康に恩恵を与える一方で、人々の健康に対して悪影響も及ぼしています。このような現代社会にあっては、たくましく人生を生きるために、自己や他者の身体的・精神的・社会的状況を正しく把握し、より充実したライフスタイルや生活環境を作り出せる能力が必要です。保健体育専攻では、このようにたくましく生きる人とその指導者を育てるために、これらに関わるさまざまなことを知識として学習するだけでなく、自分の身体を動かすことを通して経験しながら教師としての研鑽を積んでいます。

教育人間科学系/教育専攻

教育とは何かについて理解を深め、 指導力を身に付ける

現在、学校教育は、社会からの厳しいまなざしにさらされています。たとえば、学校でのいじめや不登校はおよそ30年間注目を集め続けていますが、未だ問題の解決にはいたっていません。また、道徳教育の特別教科化や、教員の多忙化解消など、学校を取り巻く状況も大きく変化しています。みなさんが教師になったとき、こうした問題に対して、どのように対応すればいいでしょうか。教育専攻では、こうした教育現場に生まれるさまざまな問題について、インタビューやアンケート等によって調査したり、すぐれた実践や失敗例から学んだり、思想や歴史を振り返ったり、制度や法に照らしたり、いろいろな角度から考えます。こうして教育学の豊富な知識を身に付けたスペシャリストとして、学校での教育活動や校内研修などにおいてその知識を生かし、未来のリーダーとなる教員を養成します。

教育人間科学系/教育心理専攻

心理学を深く学んで、それを生かし 児童生徒の成長を支援できる人材の育成

教育心理専攻では、学習・発達・社会・パーソナリティなど、心理学の主要な分野の学習を通じて、人間の心理に対する科学的理解と深い洞察を得ることができるよう、カリキュラムを構成しています。こうした理解や洞察は、私たちが児童生徒の成長を支援し、豊かな教育を実現するために欠かせないものです。1年次には教養教育科目に加えて統計法の基礎と学校教育原論を学び、2年次からは実験・観察・調査・検査など、心理学の研究方法を身に付けます。また心理学の個別分野の講義と演習に参加し、各自の興味関心をもとに知識を深め、4年次の卒業研究へとつなげていきます。教育心理専攻の授業はいずれも少人数で実施され、入学から卒業まで終始、懇切丁寧な指導が行われています。多くの卒業生が、小・中学校や幼稚園、特別支援学校の教員として活躍しています。教職大学院に進学し、教師としてのパワーアップを図る人もいます。また児童相談所などの心理職に就職するなど、心理学の学習を通して身に付けた思考力・企画力を企業で発揮している人もいます。心理学を深く学んで、それを生かして児童生徒の成長を支援したいという意欲ある方々を歓迎します。

教育人間科学系/特別支援教育専攻

子ども一人ひとりの 特別なニーズにあわせたきめ細やかな支援

どの子どもも、さまざまな教育的なニーズをもっています。必要なのは、子ども一人ひとりの特別なニーズにあわせたきめ細やかな指導と支援ができるような、知識・技能、そしてこころです。特別支援教育の専門では、子どもたちへ支援を行うために、医学や心理学そして教育学についての深い理解が求められます。学際的な分野でさまざまなことを学び、同時に、障害のある子どもに接して、実践的な学びの態度を育んでください。特別支援学校教諭免許状は5領域ありますが、本学では視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱の5領域すべての免許を取得することができます。また、日本財団事業による日本手話の関連科目を履修することにより、群馬県登録手話通訳者(資格試験の合格が必要)、群馬盲ろう者向け通訳・介助員となることができます。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

前橋市荒牧町4-2
共同教育学部入学試験係
TEL 027-220-7225

【URL】

https://www.edu.gunma-u.ac.jp

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