きょうとこうげいせんい

京都工芸繊維大学

国立大学 京都府

京都工芸繊維大学/工芸科学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

応用生物学課程(50名)
応用化学課程(169名)
電子システム工学課程(61名)
情報工学課程(61名)
機械工学課程(86名)
デザイン・建築学課程(156名)

所在地

1~4年:京都

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●海外の名門大学とともに、グローバル企業から課されたイノベーションの課題に取り組む
●最新技術の「電波暗室」で電磁波をアンテナで捉える
●高精度「動的」流体シミュレーション技術で、次世代のモノづくりに挑戦

「応用生物学域」「物質・材料科学域」「設計工学域」「デザイン科学域」の4つの学域に6つの課程を設置。幅広い教養と高い倫理性を備え、自らの構想力と遂行力によって、21世紀の産業・社会・文化に貢献できる理工科系専門技術者を養成します。

【キャンパス】

松ヶ崎キャンパス

【学生数】

2,641人(2021年5月1日現在)

【専任教員数】

266人(2021年5月1日現在)

【大学院】

工芸科学研究科

応用生物学課程

【講義・学問分野】

自然観察学、生物統計学、細胞生物学、微生物学、遺伝学、生物化学、生物基礎英語演習、昆虫機能開発学、神経科学、栽培環境学、バイオインフォマティクス演習 など

応用化学課程

【講義・学問分野】

応用化学序論、高分子物性、無機化学演習、生化学、ファイバーサイエンス、固体物性論、有機機器分析、ナノ材料物理化学、金属材料学、機能分子化学、生物化学工学 など

電子システム工学課程

【講義・学問分野】

電気回路、回路解析演習、ディジタル電子回路、情報基礎論、電磁気学、高周波回路、電子材料工学、センサ工学、制御工学、電磁波工学、集積化プロセス・デバイス工学 など

情報工学課程

【講義・学問分野】

プログラミング、論理設計、ディジタル信号処理、データ構造とアルゴリズム、ヒューマンインターフェース、ディジタル電子回路、システム最適化、情報ネットワーク、画像工学 など

機械工学課程

【講義・学問分野】

工業力学、材料加工プロセス、工業材料学、機械製図法、システム制御理論、切削・研削加工学、防振システム工学、計算力学、流体力学、特殊加工学、ロボティクス など

デザイン・建築学課程

【講義・学問分野】

デザイン・建築基礎実習、建築構造力学、西洋美術史、視覚デザイン論、生産工学、CAD/CG実習、現代美術館学、室内意匠計画、庭園美学論、建築設計実習、都市・建築遺産論 など

学部の特色

海外の名門大学とともに、グローバル企業から課されたイノベーションの課題に取り組む

1969年、スタンフォード大学 機械工学部に、産学連携プロジェクトを実践するコース「ME310/SUGAR」が設立されました。本学は、2009年からこのSUGARネットワークへ参加し、精力的に活動する日本で唯一の大学です。
世界中から革新的なアイディアやプロトタイプが集まるシリコンバレーでの最終展覧会には、例年300人以上の学生や教員が集結。「ME310/SUGAR 2017-2018」のキックオフでは、デザイン・建築学系スシ・スズキ准教授がイントロダクションでラジオ体操を紹介し、教員・学生らと共にイベントの始まりを盛り上げました。

最新技術の「電波暗室」で電磁波をアンテナで捉える

本学の強みであるスマートグリッド分野(電力の配分を効率化し省エネをめざす研究分野)などの研究成果を事業化につなげるために、国立大学で初めて国際規格に適合した電波暗室などの設備を整備しています。
革新的な電力装置の開発では、装置自身から発生する不要な電磁波を低減して装置間の相互干渉を防ぎ、電磁環境適合(EMC)性能を高めることが必要です。研究開発時からトライ&エラーを繰り返してEMC性能を検証できる場として、この電波暗室を地域産業界に開放。ここから新たな産学連携をめざしています。

高精度「動的」流体シミュレーション技術で、次世代のモノづくりに挑戦

機械工学系の山川勝史教授は、この技術を用いて、コンピュータ空間に飛行する「V-22オスプレイ」を再現。ユーザーが与えるのはローターの回転数のみであり、姿勢制御を自動で行いながら空気との連成計算により「飛行」という現象を表しています。
これまでのシミュレーション技術では困難だった「ヘリコプター方式での離陸から飛行機モード」まで、一連の複雑な動作の再現に成功。本学ではこの高精度動的シミュレーション技術により、旅客機から空飛ぶクルマまでさまざまな「動く」モノを仮想空間に創造し、次世代のモノづくり工場「バーチャルファクトリー」をめざしています。

学べること

応用生物学課程

実験室の様子
社会や環境に関わる重要課題の解明に、バイオテクノロジーを的確に活用できる力を身に付ける

生物学と生物科学の基礎から応用に至るまで、生命科学の広い分野について学びます。実践的で多様なカリキュラムを通して、生命と自然に対する豊かな感性を育むとともに、生物資源や地域環境に関わる重要課題の解明に向けて、バイオテクノロジーを的確に活用できる能力を養成。豊かな自然環境に恵まれた嵯峨キャンパス内にある広大な圃場(畑)や世界最先端の研究施設を駆使して研究を深めていきます。

応用化学課程

LED 光源を用いた光合成微生物培養システム
化学をツールに、次世代の物質・材料の探究・開発を実践

本課程では、4つの専門のコースに分かれて、先端機能材料の構成要素となる物質・材料に関連する分野を幅広く対象にして、教育と研究を展開しています。

●高分子材料デザインコース
高分子材料は、1次元状のファイバー(繊維)、2次元状の膜やフィルム、これらを基に構築した3次元構造のいずれにも加工できる特徴を有しています。高分子のもつフレキシビリティーの基となる構造、そこから発現する性能、機能、物性を学習します。
●材料化学デザインコース
無機化学、物理化学をベースとして、セラミックス、ガラスなどの無機材料が発現する機能、物性について理解し、無機材料の材料設計に必要な総合的な基礎学力を習得します。
●分子化学デザインコース
有機低分子および高分子化合物の合成法、化学的および物理的性質、反応性などに関する基礎的事項を系統的に学んだのちに、有機分子を自在に合成するための有機合成法、分子構造とその機能性との相関性、機能性有機材料の分子設計法などについて学習します。
●機能物質デザインコース
生体分子の構造、機能性、作用機序、さらにその分析法、利用法などを学び、生体メカニズムを基に新しい機能物質を創生し、医療や環境問題等の解決に貢献する化学と工学を学習します。

電子システム工学課程

LSIの長期信頼性測定用の回路基板
日本の基幹産業を支えるエレクトロニクス分野で、即戦力として活躍できる人材へ

電子システム工学課程では、エレクトロニクス分野の多くの技術に支えられた現代社会をより良い方向へと発展させるために、高度な専門知識はもとより、広い視野と豊かな創造性を備えた人材の育成をめざしています。教育研究の範囲は電気・電子工学を中心に、デバイス、通信、システム、エネルギー、制御など、現代社会の基盤となる幅広い分野にわたっています。

情報工学課程

音楽や動画を処理するプログラミング
通信・ネットワーク・AIなどの最新技術を用いて、豊かな未来を創造する

情報工学課程では、現代社会のあらゆる場面を支え、より豊かな高度情報化社会を実現するための情報、通信、ネットワーク、システム制御、機械学習などの最新技術を理論と実践の両面から修得していきます。そのために、情報とコンピュータを理論的・体系的に扱うコンピュータ科学(CS)とともに、応用的な分野を扱うコンピュータ工学(CE)もカバーした教育研究を行っています。

機械工学課程

ものづくり教育研究センター
最先端ロボットから日用品に至るまで、さまざまなものづくりに必要な技術の開発・研究を実践

機械工学は、人類の夢である宇宙分野から航空機やロボット、さらには私たちが普段使っている日用品まで、あらゆる分野のものづくりに必要な技術の開発に貢献している学問です。本課程では、21世紀の持続可能かつ安全・安心な社会を支える技術者の育成をめざして、ものづくりの基礎から最先端までの知識の修得はもちろん、自己のスキルとチームワーク力を高めるための教育研究を行っています。

デザイン・建築学課程

「D-labデザインファクトリー」での作業
日常生活の課題から、コミュニティ・都市・環境などの社会課題までを、デザインによって創造的に解決する

広義のデザイン、つまり「ソーシャルインタラクションデザイン」を軸に「建築」と「デザイン」を学びます。高い学習効果を得るため、1年次後学期より建築とデザインのコースに分かれます。建築コースでは住環境や都市環境の設計方法、構造技術といった工学的な教育研究や、既存建築物の保存・再生の教育研究を実施。デザインコースでは製品・サービス、映像メディア・コンテンツ、さらには空間・場に関わる領域を対象とし、調査・企画からビジネス展開までのトータルな教育研究を行います。

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